歴史と現代の風が流れる街 様々な表情を見せる城下町へぶらり旅
滋賀県彦根の歴史あふれる街で伝統的な和菓子と新たな風を吹き込む洋菓子を楽しんだら、歴史的街並みを残す街並み保存地区に足を延ばしてみませんか?
そこには彦根の街が今なお見せる歴史の顔を見ることができます。
この記事の目次
地元の人々に愛され 守られる 重伝建 河原町・芹町地区へ
彦根城から南東に約20分、銀座商店街を抜けると河原町・芹町地区が見えてきます。
JR彦根駅から徒歩で約20分のところにあり、銀座商店街から見て手前が河原町、そして河原町保存地区をまっすぐ進んでいくと芹町につきます。
芹町の南東にある通りを花しょうぶ通りといわれ、地元の人々によって昔ながらの街並みが今なお残され、重要伝統的建造物群保存地区に登録されました。
の入り口の目印としてそびえ立つ洋風のレトロな建物は登録有形文化財に指定されている建物で現在も信用金庫として使われています。
保存地区の通りを進んでいくと江戸時代の城下町の街並みにレトロな洋館が融合しており、かつて街並みが今なお残されています。
歴史的建造物だけでなく、昔懐かしい薬局や精肉店、八百屋さん、理髪店なども並び古き良き街並みを楽しむことが出来ます。
歴史の風が吹く通りは地元の人の街並みを残す想いのたくさん詰まった後世に残したい場所です。
河原町・芹町地区 重要伝統的建造物群保存地区 所在地:滋賀県彦根市河原1-4-4
井伊家御用達の和菓子で一息 「埋れ木」で江戸に想いを馳せてみては
彦根には、その地の歴史や歴史上の人物になぞられたお菓子が和菓子、洋菓子ともにたくさんあります。
ここでは、地元の人たちからも長年にわたり愛され、また旅の休憩に一息つくのにおすすめの和菓子があります。
彦根の老舗和菓子店「いと重」(いとじゅう)の「埋れ木」です。
かつては糸問屋(いとどんや)を営んでいた歴史を持ち、井伊家御用達の和菓子店としても知られています。
安政の獄、桜田門外の変で知られている井伊直弼が青春時代15年間を過ごした「埋木舎(うもれぎのや)」にちなんで名付けられた彦根伝統のお菓子です。
和三盆の上品な甘みと抹茶の香りが旅の疲れを癒してくれます。
また、包装箱にも直弼公の和歌が書かれておりお菓子とともに楽しむことが出来ます。
旅の一息にも歴史の味を感じてみませんか?
彦根の老舗和菓子店「いと重」 所在地:滋賀県彦根市本町1丁目3−37
城下町でお菓子と歴史 いまを感じる美濠の里で一休みしませんか?
彦根で古くから愛される和菓子店を紹介しましたが、次は彦根のお菓子の新名物となっている新店をご紹介します。
バームクーヘンで有名なCLUB HARIE(クラブハリエ)、和菓子のたねやが併設された「彦根美濠の舎」(みほりのや)です。
彦根城のお堀の傍、夢京橋キャッスルロードの脇に佇みます。平日、休日問わず多くの人が訪れる人気店です。
敷地内の建物は城下町を再現しており、その中にも和菓子の和の雰囲気と洋菓子の洋の雰囲気が混ざり合い、現代と江戸時代が融合した不思議な感覚を味わうことができます。
また敷地内には「たねや美濠美術館」が併設されており、滋賀県伝統的焼き物「湖東焼」(ことうやき)やその歴史、逸品など展示されており、地元ならではの雰囲気を楽しむことができます。
お菓子を楽しみながら城下町の中にタイムスリップしたような気持ちになります。
彦根の新名物のお菓子と歴史情緒漂う空間を楽しんでみてはいかがですか?
たねや美濠の舎 所在地:滋賀県彦根市本町1−2−33
井伊家御用達の伝統的な和菓子や彦根に芽吹く新たなお菓子の風が融合し、新たな文化が生まれています。
そんなお菓子を片手に、少し足を延ばして河原町芹町建造物保存地区へと。
風情漂う歴史の街並みを肌で感じてみてはいかがですか?