文学から読み取る彦根の歴史 偉人達も訪れた歴史街道「彦根」へ
滋賀県の彦根城城下町には街の彦根の歴史を大切に受け継ぐ地元の人々の想いがあらゆるところにあふれ出ています。
今回はそんな城下町に広がる彦根の歴史の風をぜひ五感で味わってみてください。
この記事の目次
京橋を渡ると広がる彦根城城下町!風情漂う夢京橋キャッスルロードへ
彦根城を離れ石垣を曲がった先、京橋を渡れば広がる昔懐かしい、風情漂う通りが「夢京橋キャッスルロード」です。
この夢京橋キャッスルロードは生活環境の活性化、江戸時代の城下町の再生を目的に整備された古く、新しい”OLD NEW TOWN”として彦根の観光名所となっています。
まるでかつての城下町のような街並みが目の前に広がります。
白壁にいぶし瓦、黒格子の町屋を再現した建物が通りに並び、滋賀県の食材をふんだんに使った飲食店、地酒を取り扱う酒屋、お土産店などが並び、平日・休日問わず活気づいています。
またキャッスルロードには宗安寺や少し角を曲がると大正ロマンが香る四番町スクエアがあり、グルメだけでなく観光も併せて楽しむことが出来ます。
夢京橋キャッスルロード 所在地:滋賀県彦根市本町2丁目1−3
彦根の歴史を後世につなぐ 地元の想いが詰まった彦根かるたとは?
夢京橋キャッスルロードを道なりに歩いていくと、足元の石畳に何やら「かるた」のようなものが見えてきます。
これが「彦根かるた」です。
彦根の歴史を学びながら先人の生き方を知り、理解を深め、誇りと愛着を持つことを目的に彦根少年少女ふるさと研究友の会によって作られたもので、彦根市に関する様々なかるたが刻まれています。
かるた本来の47文字に彦の字を足した48字で構成されています。
金亀城(こんきじょう)や太鼓門、芹川堤など地名になぞられたものから、井伊家や彦根を訪れた松尾芭蕉についてのものなど彦根の街の歴史をかるた形式で知ることができます。
夢京橋キャッスルロードを進み、宗安寺が目印です。足元には、彦根への想いが詰まっています。
宗安寺 所在地:滋賀県彦根市本町2-3-7
松尾芭蕉や与謝蕪村もここ彦根で一句 俳句で彦根を探る俳遊館
夢京橋キャッスルロードの1つ目の角を左に曲がってしばらく歩くと、昔ながらの家屋が立ち並ぶ通りに1件レトロな洋風の建物が見えてきます。
ここが俳句をテーマにした資料館「俳遊館」です。
建物は1924年に建てられた信用金庫を再利用し、景観重要建造物として登録されています。
彦根には、松尾芭蕉や与謝蕪村などが訪れており、その際に彦根の街を詠んだ様々な俳句が飾られています。
中でも彦根藩主であり、蕉門十哲の1人である森川許六は俳遊館を象徴する人物です。
俳遊館内では一句詠むことはもちろん、彦根の伝統遊びであるカロムを楽しむこともでき、観光客だけでなく市民の憩いの場所となっています。
資料館「俳遊館」 所在地:滋賀県彦根市本町1-3-24
また市の観光ボランティアの方も在中しているので地元ならではのおすすめスポットやグルメを聞いてみてはいかがですか?
彦根城下町のディープな見どころがふんだんに詰まったみちくさはいかがでしたか?
行くと誰かに教えたくなる意外と知らない魅力がたくさんみつかる城下町をぶらり歴史散策してみると多くの発見に出会えるはずです。