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柿の葉すしに奈良ホテル 奈良旅で一度は訪れたい人気グルメとホテル

  • 奈良旅をお考えの方!奈良のグルメや宿泊施設でお悩みではありませんか。
    今回は近鉄奈良駅すぐの東向き商店街にあるオススメのグルメや、格式あるホテルなどを訪れました。
    ならまちや高畑町へも歩いて行けるアクセスの良さも魅力です。

     

    柿の葉すし本舗たなか で味わう奈良の歴史ある郷土料理

     

     

     

     

    写真36_alt:柿の葉すし

     

     

    東向き商店街は近鉄奈良駅に面する商店街。飲食店からお土産物屋まで、さまざまなお店が並んでいます。

    まず最初に訪れたお店が「柿の葉すし本舗たなか」です。
    柿の葉すしは奈良の名物。葉を開けた瞬間にほんのり香る柿の葉とすし飯の香りが広がり、食べる前にまず香りで味わえます。口に入れると、程よいすし飯の酸味に鯖の脂がマッチして絶妙な味わい。一度口にすれば虜になること間違いなしです。

     

    柿の葉すしは200年以上の歴史をもつ郷土料理でありながら、時代に合わせて変化してきています。近年は「健康志向」の人々が増え、食生活では塩分を控えめにする動きが見られます。それに合わせて、たなかの柿の葉すしもかつての製法より塩が少なくなっているそうです。それでも変わらず美味しい柿の葉すしを届けるための努力は計り知れません。

     

    その美味しさを最大限に引き出す食ベ方があります。それは「一晩寝かせること」。お寿司と言えば新鮮な握りたてがいいイメージがありますが、柿の葉すしは違います。一晩寝かせることによって塩の角が取れて鯖の旨みがすし飯に染み込み、柿の葉の香りがいっそう感じられるそうです。柿の葉すしをお土産にされる際には参考にしてください。

     

     

    公式HP : 柿の葉すし本舗たなか

     

     

     

    近鉄奈良駅すぐの東向き商店街にあるボリュームランチ やまと庵

     

    次は東向き商店街にある魅力的なランチを探しに出かけましょう。

     

    まず目に入ったのが「やまと庵」というお店。やまと庵は奈良産の食材を使用したボリュームあるランチが人気だそうです。
    〈写真01_alt:竜田揚げ定食〉
    今回いただいたのは「米粉で特製竜田揚げ定食」。地鶏卵を使っただし巻き、奈良の豆腐の葛餡かけや奈良県産ひのひかりの白飯など盛りだくさんで、奈良の味を存分に堪能しました。とくに豆腐の葛餡かけは、豆腐のなめらかさに葛餡かけのとろりとした食感が新しい一品でした。旅行に行った先で、その土地のものを食べるのは醍醐味ですよね。ぜひやまと庵で地元食材をふんだんに使用した奈良グルメを味わってください。

     

    ちなみに東向き商店街の「東向き」とは、昔商店街の東にある興福寺に背を向けないように東向きに商店が並んだことが由来とされています。
    商店街を歩くのはもちろん、その背景を知るのもまたおもしろいですね。

     

    100年以上の歴史をもつ格式高き「関西の迎賓館」 奈良ホテルとは

     

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    吉野、飛鳥、橿原、ならまち、広範囲にわたって見どころがある奈良はお泊りでゆっくりと旅をしたいですね。
    そんな時には奈良を代表する格式あるホテル、奈良ホテルで贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
    奈良ホテルは1909年に開業し、約100年続く伝統あるホテルです。かつて「関西の迎賓館」とも呼ばれ、一定の基準を満たした者のみが宿泊することができました。アルベルト・アインシュタインやオードリー・ヘップバーンなど、世界的に有名な著名人や国王などの賓客をおもてなししていたそうです。その歴史を物語るように、荘厳な雰囲気を漂わせる屋敷のような建物は圧巻です。奈良ホテルは泊まるだけではなく、贅沢な空間の中で歴史を感じることのできる旅の目的地にもなりますよ。

     

    奈良ホテルと合わせて訪れたい寛ぎの空間 名勝 旧大乗院庭園へ

     

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    そして奈良ホテルのすぐ南にあるのが「名勝 旧大乗院庭園」。2010年から一般公開されたこともあり、「まだ訪れたことのない、知らない」という方も多いのではないでしょうか。銀閣の庭園を手掛けた庭師 善阿弥が手を加えたとされる貴重な作庭遺構です。広々とした庭園は、歩いているだけで心落ち着きます。時期によって色づく木々が庭園にアクセントを付け、訪れる人々の心を掴み虜にさせます。

     

    大乗院とは1087年に創建された門跡寺院のことで、1868年に廃仏毀釈運動によって廃寺となりました。その後庭園も一揆で被害を受けましたが、善阿弥が改修したこともあり美しい庭園が今に残されています。

     

    ならまちと志賀直哉ゆかりの高畑町中心の間にあるため、奈良旅のひと休みにもオススメの場所ですよ。

     

     

    旅の醍醐味とも言えるグルメやホテル。
    商店街で地元感を楽しむのもよし、たまには格式高い贅沢な旅をするのもいいですね。
    名所が市を町をまたいで位置する奈良の旅は日帰りではすこし物足りないので、ぜひ一泊して存分に奈良の魅力を感じてください。

     

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