パワースポットがたくさん! 大阪府天王寺区の神社仏閣巡りの旅
「あべのハルカス」などができ、さらなる発展し続けている大阪府天王寺。
都会である一方、少し北に歩くとお寺や神社が多くあるエリアがあります。
今回はそのような中でも、パワースポットとしても名高い天王寺のお寺や神社を歩いてみましょう。
この記事の目次
一生に一度の願いが叶う ご神木のお力を借りに 天王寺「堀越神社」
天王寺駅を降りて、約10分北へ歩くと着く「堀越神社」に到着します。
緑生い茂る堀越神社は、天王寺でも交通量の多い道路に面していて、そこだけ異なる雰囲気を醸し出していました。
大阪では「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」として知られています。
正式な祈願としては、「ひと夢祈願」というものがあります。
これは、一生に一度の願い事を短冊に書いてお守り袋の中に入れて、本殿で祈祷してもらうのです。
このお守りを、1年間肌身離さずに持っていると願いが叶いやすくなると言われています。
堀越神社には、もう1つ大きな力をもつスポットがあります。
それが「堀越さんのご神木」です。
樹齢550年の、心霊が宿る樹だと言われています。
数度の落雷や2度の火災も乗り越えるほどの強い力を持っています。
「気力が落ちた」と感じた時にこのご神木に触れると、力をいただくことができます。
御神木の前には小さな鳥居があり、周囲は木々に囲まれています。
より一層神聖で、心の曇りがとれる感じがしました。
約1500年の歴史 聖徳太子が建てたお寺 心清る「四天王寺」
堀越神社からさらに北へ約10分歩くと見えてくる「四天王寺」。
物部氏と蘇我氏の合戦の際に蘇我氏側についた聖徳太子が、自ら四天王像を彫り、「もしこの戦いに勝利したら、四天王を安置する寺院を建立しこの世の全ての人々を救済する」と誓願しました。
その後、戦に勝利した聖徳太子が593年に建てたのが、四天王寺です。
つまり、四天王寺はこの世の全ての人々を救うために建てられたのです。
とても広く、鐘の音だけが響く静かな環境は、いるだけで心が安らぎました。
石鳥居を抜けて、まっすぐ進むと着くのが、金堂です。
中には救世(ぐぜ)観音菩薩が祀られています。救世とは、「人々を苦しみから救うこと」です。
印象深いのは、裏からみた救世観音菩薩です。
その影だけで、圧倒的な迫力がありました。
四天王寺をお参りし、聖徳太子の「人々を救済する力」をいただいてみてはいかがでしょうか。
勝運・方除けの神様 「生國魂神社」とその末社「城方向八幡宮」
続いて、四天王寺から北へ、さらに約20歩くと見えてくる「生國魂神社」(いくくにたまじんじゃ)を訪れました。
大阪では、「いくたまさん」の愛称で親しまれています。
始まりは、日本初代天皇である神武天皇が難波津を訪れたことです。
大地に生を受けるものすべてを守護される神様や人間生活万般を守護される神様が祀られています。
他にも、生國魂神社の社殿を右へ曲がると、末社が祀られているエリアがあります。
複数の神社が立ち並ぶ空間は、不思議場パワーに満ち、清々しい気持ちにさせてくれました。
異なる神様が祀られているので、自分の願いを叶えてくれる神様にお願いしてみましょう。
末社の中の1つ、「城方向八幡宮」(きたむきはちまんぐう)は勝運・方除けの神様として信仰を集めています。
大阪城鬼門(北東)の守護神として祀られていたことから、「きたむき」という名が付けられています。
このような絵馬も販売されているので、何かに勝ちたいとき、その願いを叶えるために訪れてみてはいかがでしょうか。
天王寺は都会でもありますが、歴史的名所やパワースポットがあります。
願いを叶えるもよし、心安らかにするのもよし、勝運を得るもよし、その不思議なお力を感じ、そして祈りするために、天王寺を巡ってみませんか?