住吉大社だけじゃない 商店街に路面電車 大阪府住吉の魅力を巡る旅
住吉大社があることで有名な大阪市住吉区。
住吉大社の横には、かつては住吉大社の参道でもあった住吉公園があります。
他にも、100年以上の歴史のある商店街や、大阪唯一の路面電車など、見所が多くあります。
今回は、そのような住吉の街の魅力を紹介していきます。
この記事の目次
かつては海岸だった? 住吉の面影を感じる 住吉公園の高灯篭と松
南海電車「住吉大社駅」から西へ5分ほど歩くと住吉公園に到着します。
住吉公園は1873年に開設された大阪で最も歴史の深い公園です。
現在は内陸にありますが、かつては住吉公園の西側には白い砂とクロマツ、そして海が広がっていました。
「白砂青松(はくしゃせいしょう)」と呼ばれる、日本の美しい海岸風景の原型です。
クロマツは現在でも、住吉公園や住吉大社内で見つけることができます。
海岸があったため、住吉公園の西側には高灯篭があります。
現存するものは1974年に場所を変えて復元されたものですが、その高灯篭からさらに西へ10分ほど歩くと、鎌倉時代に建てられた日本最古と言われる住吉高灯篭跡を発見することができます。
現在では住宅や店舗が立ち並ぶエリアも、かつては海岸であったと思うと、その歴史の深さや時の流れに驚きを覚えました。
万葉集にも登場 全長約300m 住吉大社の旧参道「汐街道」を歩く
住吉公園を東西に走る「汐掛道」は、住吉大社の旧参道です。
現在では、高灯篭から住吉大社駅までをつないでいます。
美しい緑に囲まれ、多くの方々が行き来していました。
「汐掛道顕彰碑」は、汐掛道の歴史を伝えるために1990年に建てられました。
左上が住吉大社、右下には高灯篭が描かれています。
そして、この左に書かれているのは、万葉集にも登場する歌です。
住吉の 粉浜のしじみ 開けもみず 隠りてのみや 恋ひわたりなむ
「住之江の粉浜のしじみが殻を閉じてあけようとしないように、このまま相手の気持ちを確かめないまま、心の中だけで恋しく思い続けていくのであろうか。」という意味が込められたこの歌。
現在の粉浜商店街辺りが、この歌の中の「粉浜」ではないかと言われています。
住吉公園を歩くと、この辺りにかつては海岸があったのだと、歴史の流れを感じることができるのです。
約100年の歴史「粉浜商店街」と「コロッケ内山」の絶品コロッケ
住吉公園を北東へ抜けると見えてくるのが、この「粉浜商店街」の看板です。
その商店街の歴史は古く、1907年にはその原型となる店舗が開店しました。
食料店や服屋など約120軒の店舗が南海本線の住吉大社駅と粉浜駅を結ぶように立ち並び、多くの地元の方々賑わっていました。
端から端までは、10分ほどで歩くことができます。
是非お気に入りのお店を探してみてください。
多くある店舗の中でもおすすめは、テレビでも度々紹介されている「コロッケ内山」。
1つ70円とお手軽な値段のコロッケは、ペースト状のジャガイモとその甘さがサクサクの衣に包まれ、とてうもおいしかったです。
住吉大社と住吉公園を巡り、小腹が減ったころに、コロッケはいかがですか。
まさに目の前!迫力満点! 住吉を走る 路面電車「阪堺電車」
住吉大社近辺を訪れる際に利用したいのが、阪堺電車です。
大阪では「ちんでん」の愛称で親しまれています。1900年に開通された、大阪で唯一の路面電車です。
路面電車との近さにはとても驚きます。
文字通り、目の前に電車が来ます。
住吉大社の前に、「住吉大社鳥居前駅」があります。
この駅のホームで電車を待っていると、その電車との近さと迫力に驚きました。
電車の多くが1両編成で、小さく可愛い印象でした。
南海電車の住吉大社駅へ行くと、近くにかつては利用されていた阪堺電車の「住吉公園駅」の駅舎があります。
1913年に開業し、2016年に廃止されました。
駅名が右から書かれているところにも歴史を感じられました。
その停留所は、近畿の駅百選にも認定され、愛されていたことがわかります。
大阪の住吉には、住吉大社以外にもたくさんの見所があります。
住吉公園でかつてはここに海岸があったという歴史を学び、粉浜商店街では買い物をし、阪堺電車で電車の迫力を体感する。
様々な魅力がある住吉、是非訪れてみてください。