勝運祈願に厄除けに 大阪府箕面にある「勝尾寺」の魅力に迫る旅
大阪府箕面(みのお)市にある勝運祈願のお寺「勝尾寺(かつおじ)」。
ここには、転んでも起き上がる「七転び八起き」の精神を持つダルマがたくさんいます。
そのダルマを見て周るとともに、勝尾寺の強いパワーを得ることのできるスポットを巡っていきましょう。
この記事の目次
箕面勝尾寺といえば 諦めない精神を持つ「勝ちダルマ」に勝運を祈る
箕面駅バスで約30分で勝尾寺に到着します。
勝運祈願のお寺として有名な勝尾寺の中には、「勝ちダルマ奉納棚」があります。
黒目の入っていないダルマに願いを込めながら片目だけ黒く塗り、願いが叶った時にもう片方の目も黒く塗ります。
そのような両目とも黒目の入った、願いの叶った勝ちダルマが奉納されているのです。
元は「勝王寺」と称され、源氏や徳川などが勝運を祈りに参拝した歴史があります。
そのような勝運が強いお寺の「勝ちダルマ」。何か大切な勝負事の時にお祈りしてみてはいかがでしょうか。
勝尾寺には、奉納棚以外にも、あらゆるところでダルマを見つけることができます。
小さなダルマがたくさん並んでいる姿は、写真を思わず撮ってしまうほどのかわいさでした。
訪れた際には、ダルマだらけのお寺の写真をたくさん撮ってみてください。
歴史のある箕面勝尾寺 「厄ばらい三宝荒神社」で厄除け・難除け
勝ちダルマ奉納所から階段を上ると、厄ばらい三宝荒神社(さんぼうこうじんじゃ)に着きます。
厄ばらい三宝荒神社は日本で最初に荒神が現れた場所と言われています。
荒神とは仏・法・僧の三宝の守護神のことで、不浄や災難を除去する神様として知られています。
そのため、厄や難をはらうために、多くの方が参拝しています。
本殿とは異なり、全体的に黒く、どこか畏怖を感じるほどの迫力でした。
その迫力から、厄や難をはらうことができるのでしょうか。
厄年の方だけでなく、最近なぜかついていない、という方はこの三宝荒神社を参拝し、そのお力を感じてみてください。
もう1つ、勝尾寺には厄ばらいのスポットがあります。
それは、「厄除けの鐘」です。
この鐘はどなたでもつくことができます。
その鐘をつく際のポイントは、余韻まで聞くことです。
前の人の余韻が残っている間についてはいけないそうです。
四国八十八カ所巡り? 弘法大師を祀る 箕面勝尾寺の 「大師堂」
続いて厄ばらい三宝荒神社から道なりに3分ほど歩くと着く大師堂(だいしどう)を訪れました。
弘法大師を祀っている大師堂。
公開されているため、祀られている弘法大師を拝むことができます。
歴史を感じさせるお堂に鎮座している姿は、見る者の心を落ち着かせる力を持っているかのようでした。
この大師堂には、四国八十八カ所のお砂踏みがあります。
これは、弘法大師ゆかりの四国にある寺院より持ち帰られた砂を踏む事によって、その寺院にお参りした事と同じ功徳が得られるといわれています。
その砂と一緒に、四国八十八ヶ所の御本尊の石仏が祀られています。
88つの石仏が並ぶ空間は、そこにいるだけでご利益を得ることのできるような不思議な力に満ち、しばらくの間足を止め、ただ石仏を見つめてしまいました。
訪れた際は、是非その不思議な力を体感してみてください。
勝尾寺には、「勝ちダルマ」だけでなく、厄払いのスポットなど、様々なお力を賜ることができます。
「勝ちたいとき」「最近ついていないとき」「心を落ち着かせたいとき」など、参拝者の様々な気持ちに寄り添い、力をくださる勝尾寺を訪れてみませんか。
「勝尾寺」 所在地:大阪府箕面市粟生間谷2914-1