HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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寺田屋事件が起きた京都伏見の街で龍馬と最愛の妻お龍の足跡を巡る旅

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    1862年5月21日に起きた寺田屋事件。

     

     

    旅籠・寺田屋で、伏見奉公所の役人に坂本龍馬が襲撃されたという事件です。

     

     

    京都駅から10分、近鉄丹波橋へ行き、京阪電車に乗り換え、電車で3分、中書島駅に着きます。

     

     

    そこから徒歩約10分で、今も泊まれる維新の旅籠・寺田屋があります。

     

     

    今も残り続ける歴史の跡 坂本龍馬とその妻お龍の京の宿~寺田屋~

     

     

    京都伏見の寺田屋は、大阪と京都間の通船「三十石船」の京側の発信地の一つ南浜に「寺田屋浜」という船着場を持つ大きな船宿でありました。

     

     

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    現在の台所にある太い大黒柱は、維新当時ここを定宿としていた薩摩藩主、島津家より贈られたものだそうです。

     

     

    屋内は現在、旅館として改造されていて、宿泊することも出来ます。

     

     

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    寺田屋事件の際、坂本龍馬の妻お龍は入浴中でした。

     

     

    その時、捕方に気付き、裸のまんま階段を駆け上がり、龍馬に急を知らせたのです。

     

     

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    寺田屋を見学して、風呂桶やお龍が駆け上がった階段を実際に見学してみると当時の様子が想像できて更に寺田屋事件に興味を持ちました。
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    その他にも、龍馬の部屋であった梅の間や、竹の間にも入ってみてください。

     

     

    竹の間の入り口の柱には、なんと龍馬が剣士に襲われた際の刀痕が残っています。
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    旅籠・寺田屋の横には、坂本龍馬先生の銅像や、維新当時の井戸がありますので是非立ち寄ってもらいたいスポットです。

     

     

    寺田屋で坂本龍馬について学んでから、龍馬の銅像を見ると、更に龍馬の偉大さを感じることができました。

     

     

    龍馬の絵馬に願いを書くと、大きな夢も叶うかもしれませんね。

     

    寺田屋

    所在地:京都府京都市伏見区南浜町263

     

     

    龍馬が新しい日本の夜明けを夢見て駆け抜けた道~龍馬通り商店街~

     

     

    寺田屋見学を終えたら、その周辺を散歩してみるのも良いかもしれませんよ。

     

     

    寺田屋から、徒歩5分のところに蓬莱橋という橋があります。

     

     

    この橋から北上すると、龍馬通り商店街が見えてきます。

     

     

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    石畳の道には、ガス灯風の街灯路がありレトロな雰囲気で風情があります。

     

     

    烹料理屋さんや、自家製漬け物店、八百屋さんが立ち並んでいて、お店のガレージには、坂本龍馬や鳥羽伏見の戦いの絵が描かれており、歩いているだけで坂本龍馬が過ごしていた街ということが伝わり、今でも龍馬が前を歩いていそうな気持になる商店街でした。

     

     

    また「龍馬館」というお土産処には、たくさんの歴史グッズが売られていて、歴史グッズ好きの方は、テンションが上がること間違いなしです!
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    商店街にある自動販売機で「龍馬の水ぜよ」という坂本龍馬のお水を発見しました。ラベルには、龍馬の写真が印刷されていて、ついつい買ってしまいました。

     

     

    蓬莱橋

    所在地:京都府京都市伏見区南浜町285

     

    日本で初めての新婚旅行に出掛けたのはなんと坂本龍馬とお龍だった!

     

     

    寺田屋事件で坂本龍馬は深い傷を負いながらも、お龍とともに、命からがら逃げ出しました。

     

     

    龍馬とお龍は、傷を癒すために薩摩藩邸でお世話になります。

     

     

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    その後、三十石船に乗って、薩摩の霧島へ向かいます。

     

     

    これが日本で最初の新婚旅行だと言われています。

     

     

    現在も、寺田屋から徒歩10分の乗船場所から乗船し、宇治川派流と濠川をゆったりと下る三十石船の旅を体験することが出来る伏見観光協会主催のプランがあるそうです。

     

     

    坂本龍馬も過ごした街・伏見の歴史的風情をのんびりと船内から楽しむのもきっと素敵だと思います。

     

     

    船に揺られながら、坂本龍馬とお龍はどんな気持ちでどんな会話をしながら、新婚旅行に出掛けたのか思い巡らしてみてはいかがでしょうか。

     

     

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    この場所から、坂本龍馬とお龍の新婚旅行が始まったと思うと、ドラマティックな場所に思えました。

     

     

    そして、この新婚旅行が日本初で、今も日本に新婚旅行という文化が続いていることが素敵だと思います。
    坂本龍馬の歴史を語る上で、外すことの出来ない寺田屋騒動あと。

     

     

    龍馬と最愛の妻お龍が過ごした伏見の地に実際に訪れることでさらに2人について興味が出てくると思います。

     

     

    そして、龍馬通り商店街で是非お気に入りのお店を見つけてみてください。