タイムスリップしたような街並み 洋風建築物で様々な倉敷を体感
映画のロケ地にもなった東町通り、タイムスリップしたかのような歴史を感じる街並みは歩くだけでも感動すること間違いなしです。
国登録有形文化財の洋風木造建築や、倉敷アイビースクエアで少し変わった倉敷の歴史や文化を体験してみてはいかがでしょうか?
この記事の目次
キャンドル作りや備前焼絵付け体験ができる倉敷アイビースクエアとは
JR倉敷から徒歩約15分、商店街をぬけ倉敷川沿いの小道を進むと倉敷アイビースクエアに到着します。
倉敷の象徴である白い壁に黒い瓦といった建物とは違い、洋風チックな建物。
ここでは現在、宿泊やレストラン、ウェディング、文化施設など様々な事業がされています。
1889年に江戸幕府の代官所跡に倉敷紡績工場が建設され、 1973年に改修されて現在の観光施設になったそうです。
倉敷アイビースクエアは赤レンガが象徴であり、とても印象的なたてものです。
赤レンガを覆う蔦には理由があり、紡績工場であった頃に工場内部の温度調節の為に植えられたそうす。
様々な施設があり、ここに来れば倉敷の歴史や文化に触れることもでき、キャンドル作りや備前焼の絵付け体験などをすることもできます。
赤レンガで洋風の建造物なのですが、倉敷の雰囲気を壊すことなくこの街の象徴のひとつであるような存在感が感じられました。
アイビースクエア内に広がる緑の数々に心癒されます。
国登録有形文化財の「倉敷館」は観光名所であり美観地区観光案内所
JR倉敷駅から徒歩約10分。
倉敷川沿いの角に立つ建物は、国登録有形文化財に登録されている倉敷館に到着します。
1917年に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築です。
屋根は寄棟、小屋組はトラス組に、北東隅の塔屋の二重屋根は銅板葺で、その他は桟瓦葺。外壁は下見板張、白ペンキ塗で仕上げられています。
現在は観光案内所として観光ガイドや観光施設などの紹介を行うほか、無料休憩所として自動販売機やコインロッカー、トイレが備えられています。
倉敷川に架かった橋から倉敷館を眺めると、一度は見たことがある馴染みのある光景で、思わずシャッターを切りたくなります。
観光の情報収集に便利なスポットであるが、倉敷館そのものが一つの観光スポットとなっているようです。
くらしき川舟流しのチケットもこの倉敷館で販売されております。
まるで映画のワンシーン 倉敷東町通りを歩いてタイムスリップ
本町通りに続く東町の通りも歴史と生活感が絶妙に調和し、静かな暮らしを垣間見ることができます。
江戸時代中期からの街道で、豪商の住まいが多く、大きなガス燈が庇いの上に揚がっており、袖卯建も備わっているのが特徴です。
電信柱地中化工事がされているので、東町通を進み、ふと振り返ると鶴形山と東町通に並ぶ古き良き建物が美しく重なり合って見ることができます。
それはまるで、映画のワンシーンに出てくるかのような見事なものです。
江戸時代の道標や、かつて船着場だった跡も残されています。
船着場は、よく見ると階段の様なものがあり、その上には神様が祀られています。
現在の倉敷市からは、この美観地区や通りが海だったとは思えませんが、この船着場がその歴史を物語っていますね。
静かで落ち着いた東町通りも、10月中旬には「倉敷屏風祭」の舞台となり、多くの人で賑わうそうです。
倉敷の街並みには、純和風の建物だけでなく洋風木造建築や赤レンガの建物もあり、いろいろな倉敷を楽しむことができますね。
町を歩いて、看板や建物に注目するだけでも歴史を感じることができます。