倉敷美観地区を歩いて くらしき川舟に乗船して歴史的な町並みを体感
岡山県の倉敷美観地区は昔から残されている塗屋造りの町家や白壁土蔵造りを中心とする町並みや、川沿いの柳並木が美しく、歩いているだけでまるでタイムスリップしたかのようなそんな気分になります。
そんな美観地区は歩いて景色を見るだけではなく、くらしき川舟に乗り少し変わった町の雰囲気を楽しむことができるのです。
様々な角度から感じられる倉敷の魅力を紹介します。
この記事の目次
倉敷ガラスや帆布の鞄や地酒にカフェ 岡山倉敷本町通の生活を体感
人の往来が絶えない倉敷川沿いの道から一本隔てた本町通では、静かで落ち着いた時間がながれます。
古くは倉敷と早島を結ぶ街道で、倉敷川沿いより先に町となり職人達がお店を出していた場所だったそうです。
現在も格子戸の宿、酒屋、阿智神社へと続く参道など、昔のままのような風景に出会うことができる通りです。
そんな通りに町家を改装したカフェやギャラリー、居酒屋などの新店が町に新しい魅力をうみだしています。
本町通にあるお店では、自分へのプレゼントにと買いたくなるような品が売られているお店がたくさん。
倉敷で有名な帆布の鞄、50年前から続く帽子屋さん、倉敷ガラスなど、ここで自分へのご褒美を見つけてみてはいかがでしょうか?
倉敷最古の建造物 旅館鶴形で伝統を肌で感じてみてみませんか?
美観地区入口から、歩いて約10分も経たないうちに倉敷に現在する最も古い建物と言われている料理旅館・鶴形に到着します。
1744年に徳川八代将軍・吉宗の時代に建てられた商家。
長い歴史を刻んだ柱や床など、まさに伝統を肌で感じることができます。
庭内にある松は、樹齢四百有余年を誇っているそう。
厨子二階の大広間は往時の繁栄を思わせます。
四季折々に変化する中庭の景観や白壁の通りを眺めながら、美観地区の賑わいを忘れるくらい落ち着きのある空間でぜひ寛いでいただきたいとのこと。
目の前には倉敷川、柳の並木。歴史に溶け込みゆったりとした時間を過ごせることまちがいありません。
また、お食事処が併設されており、和膳を楽しむこともできます。
格子窓から漏れる柳の木漏れ日を感じながらゆったりとお食事をするのもいいかもしれませんね。
くらしき川舟に乗っていつもとひと味違った美観地区の街並みを
美観地区かつては物資の運送で賑わいをみせていた倉敷川。
そんな倉敷川を現在では観光川舟が運行されており、ひと味違った倉敷の街を楽しむことができます。
チケットはJR倉敷駅から徒歩約10分のところにある倉敷観光案内所(倉敷館)にて大人500円、小人250円(2016年12月時点)で購入できます。
くらしき川舟はくらしき川舟乗り場の目の前9時半から17時まで運行しており30分おきに出発します。
歩きながら歴史を感じるのはもちろんのことですが、舟からいつもとは違った雰囲気を楽しむのも良いのではないでしょうか。
1艘の定員は6名なのでご家族で行かれた際には、貸し切り状態でゆっくりと進む川舟に腰かけ、いつもとは違った倉敷の風情を感じてみてはいかがでしょう。
歩いて体感するだけではないのが、この美観地区の良さではないでしょうか。
是非くらしき川舟からいつもと違った倉敷を見つめてみてください。
そして、倉敷最古の建造物で歴史を感じながら旅の疲れを癒してみてはいかがでしょう?