徳川家康が築いた名城で愛知名古屋のシンボルと言えば「名古屋城」
愛知県名古屋のシンボルとも言える美しい金の鯱と天守閣の「名古屋城」は、一度は訪れてみたい歴史の名所です。
すぐ隣には二之丸庭園もありますので、名古屋城を見学した後には、是非立ち寄ってみてください。
近くで見ると名古屋城の迫力に感動することでしょう。
この記事の目次
駕籠で町散策!鯱に登り記念撮影!石垣を運ぶ?名古屋城で江戸を体験
JR名古屋駅から名古屋の名所をまわるなごや観光ルートバス「メーグル」がでているので今回名古屋城へ向かうのに使用しました。
約20分でバス停「名古屋城」に到着します。下車してすぐ目の前が名古屋城です。
名古屋城は7階まであり、各階に展示品や模型があるので、すべての階で名古屋城の歴史を感じます。
海外からの観光客の方の為に、日本語以外のパンフレットも置いてありました。
名古屋城の3階には、城下町が再現してあり、当時の暮らしや街並みを体験することができます。
城下町と堀川の一日の変化を、音と光で細かく演出してあるので、楽しみながら当時の生活を覗いてみましょう。
4階には、駕籠乗り体験で、駕籠の中に入ることができます。
中にはモニターがあり、駕籠からの風景や音が聞こえるので、実際に駕籠に入って城下町を歩いているような気持ちになりました。
5階には、実物大の金鯱模型があります。青空を背景に、鯱に登って記念撮影をしてみましょう。
他にも、石引きを体験することができます。当時の石垣を運ぶ大変さが分かるコーナーです。
最上階の7階からの景色は絶景です。四方から眺めを楽しむことができます。
是非、天守最上階からの見渡す名古屋の街並みをを目に焼き付けてほしいと思います。
石垣に刻まれた大名の印!名古屋城内にある重要文化財を見つける旅
名古屋城の石垣には、多種多様の記号を刻んだ石があります。
これは、「刻紋」といい、名古屋城築城工事の石垣の築造を命じられた諸大名が、他の大名の石と区別するために刻んだ「目じるし」です。
苦労して運んだ石が他の大名のものと間違えられて、無用なトラブルが起きないように付けられたそうです。
4階の石垣コーナーでは、加藤肥後守内の中川太良平や小野弥治兵衛の刻紋が展示してあります。
丸や三角、せんすなどのユーモラスなしるしを是非見てみてはいかがでしょうか。
名古屋城内には、多数の重要文化財があるのをご存知でしょうか。
今回は、その中から2つ紹介したいと思います。
まず1つ目は、名古屋城の正門近くにある天然記念物「カヤの木」です。
高さ16メートル、幹回り8メートルで、推定樹齢600年以上の巨木です。
初代尾張藩主の徳川義直が大阪夏の陣に出陣する際、その実を食べられて、徳川家は天下泰平を築きました。
それにあやかり、尾張藩主は毎年正月に実を食べて新年を祝ったと言われている、大変縁起の良い木です。
立派なカヤの木を拝んでパワーをいただきましょう。
2つ目は、「西南隅櫓」です。出窓には、石落としが設けられています。
これと同じ規模・構造である、東南隅櫓も是非、見に行ってほしいと思います。
名古屋城の城内にはまだまだ重要文化財が点在しています。
文化財巡りも旅のスケジュールにいれて周ってみてはいかがですか。
威風堂々の格式ある名古屋城本丸御殿の復元を五感で感じる愛知の旅
名古屋城本丸御殿は、初代尾張藩主の住居・政庁として使用するため、1615年、徳川家康により建てられました。
1930年には天守と共に国宝に指定され、名建築として知られていましたが、1945年の空襲により焼失してしましました。
2009年から復元工事が開始されて、2013年に玄関と表書院、2016年に対面所と下御膳所の公開が始まりました。
御殿には、木曽地方などで育った天然の檜がたくさん使われていて、とても上品な香りがします。
檜の香りが漂う建物に入ると、虎の障壁画が見るものを圧倒します。
これは、復元模写した作品で、描かれた当時の色彩を復元しています。
襖の引手金具や長押の釘隠など、いろんな所にある金具も部屋の威厳を高めています。
対面所上段之間の格天井は二重折上げ小組格天井で、格縁には黒漆を施し、天井板には金箔が押してあり必見です。
御殿の中にある様々な形式を是非見学して、今から400年前の空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
名古屋のシンボルともいえる名古屋城はいかがでしたか。
実際に名古屋城を訪れると、何年も前の歴史を体感して時代が蘇ってきます。
自身の目で見て、肌で感じることで、歴史の深みを感じます。
徳川家康が築いた名古屋のシンボルを是非、体感してみてください。
名古屋城 所在地:愛知県名古屋市中区本丸1-1