和歌山の景勝地「和歌浦」で万葉集と偉人ゆかりの地を巡りませんか
和歌山市駅から約15分バスのところにある地「和歌浦」。
今回は紀州徳川家のゆかりの地と歌人のゆかりの地を巡り、魅力を紹介します。
この記事の目次
歌人と深く関わりのある玉津島神社!和歌浦に来たら足を運んでみよう
和歌山バス不老橋から約5分ほど歩いたところにあるのが「玉津島神社」(たまつしまじんじゃ)です。
大きな松の木が迎え入れてくれました。
玉津島神社は、天皇や貴族、歌人との長く深いゆかりのある神社のためいくつかの歌人の歌碑がありました。
聖武天皇の行幸に随行した歌人・山部赤人らの歌が「万葉集」に収められ、「玉津島」は、和歌の浦と共に万葉の歌枕(うたまくら)として憧れの地になります。
また、玉津島神社の中には写真のような立派な根上り松があります。
天然記念物の根上り松は、立派なもので見ていると不思議な気持ちになるものでした。
私が訪れた日は、雨でしたが根上り松が雨の力によって迫力がでていたので天候が変わっても楽しめるのはいいですね。
公式HP : 玉津島神社
歴史のあるアーチ型のお成道「不老橋」を渡りに和歌浦に訪れませんか
和歌山バス不老橋を降りてすぐ目に飛び込んでくるのが「不老橋」(ふろうばし)です。
アーチ型になっている不老橋は歴史感じる風情があり、その趣から何度も渡りたくなるような橋でした。
不老橋は、片男波松原にあった東照宮御旅所の移築に際して紀州藩10代藩主であった徳川治宝(橋が架けられた当時は13代藩主徳川慶福の治世中)の命により、1850年に着工し、1851年に完成したアーチ型の石橋です。
この橋は、徳川家康を祀る東照宮の祭礼である和歌祭の時に、徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した「お成り道」に架けられたものです。
和歌山市の指定文化財に指定されています。
不老橋をあしべ橋から見ると、後ろの奠供山と不老橋を一緒に見ると風情の感じられるものでした。
所在地 : 和歌山県和歌山市鷹匠町7-10-2
芭蕉の読んだ歌の句碑に万葉集で詠まれた詩 和歌浦で歌人を体感
和歌山バス不老橋を降りて、ゆっくり歩いているといたるところに詩が書かれた石碑などがありました。
まず、玉津島神社の近くにある山部赤人の石碑がありました。
自然と歌人の石碑があると、万葉集の詠まれた地を意識することができますよね。
さまざまな万葉集で詠まれた詩が、あしべ通り沿いにありました。
和歌浦の魅力を万葉集の作品をみると感じることが出来ました。
たくさんの歌人が訪れた和歌浦で、ゆっくりと詩を感じに訪れるのもいいですね。
ほかにも芭蕉の読んだ歌の句碑などもあるので、ぜひ探してみてください。
和歌浦で紀州徳川家と歌人のゆかりの地を巡る旅はいかがでしたでしょうか。
ゆっくりと時間の流れる和歌浦で歌人と同じ気持ちになりながら、歴史のある町にいきましょう。
所在地 : 和歌山県和歌山市和歌浦中 塩竈神社入り口