地元の人に昔から愛され続けている岳南電車~東海道五十三次巡り~
富士山を見るなら静岡県の富士市です!
今回は富士山を見ながら富士市のローカル電車で巡る歴史旅を紹介します。
この記事の目次
鉄道ファンも必見 富士市の貴重なローカル線 「岳南電車」とは?
静岡県富士市に開通しているローカル線「岳南電車」(がくなんでんしゃ)は、1948年に設立した富士の貴重なローカル線として愛されています。
東海道吉原駅から乗り継ぐことができ、吉原駅を始めに全10駅・全長9.2キロメートルのとても小さい鉄道です。
岳南電車の魅力は、どこでも世界遺産・富士山が眺めることができることです。
夜間に鉄道夜景電車・工場夜景電車を定期的に行っており、富士市は日本夜景遺産であるので是非夜間列車も体験してみることをおすすめします。
「岳南電車」 貴重なローカル電車ならではのみどころをご紹介!
岳南電車では、ローカル線ならではのこんな「お忘れもの案内」があります。
よく学校などで使用されている黒板は、昔懐かしくレトロできっと岳南鉄道でしか見れないと思うので是非岳南電車に行く際は見てみてくださいね。
駅構内に岳南電車のお土産もあり、鉄道ファンも目を輝かせる岳南電車列車の模型などあり見どころ満載です。
また、この岳南電車は鉄道ファンはもちろん工場ファンも目を輝かせるイベントがあります。
一日券の発売も行っているので、昭和の香り漂うレトロな岳南鉄道で一日富士市を観光してみてはいかがですか。
東海道五十三次で歴史を感じる 「身代わり地蔵」 「平家越え」
吉原本町駅を出るとすぐに見えてくるのが「身代わり地蔵さん」です。
身代わり地蔵さんとは、昔この地方で魔性の眼病が流行したときに町の住人が地蔵さんに願いをかけると眼病がたちまち治ったと言い伝えられています。
そして、そのときの地蔵さんを見るとお地蔵さんの目には目やにが付いていたことから「身代わり地蔵さん」と言われるようになりました。
あなたの病や心の悩みなどをお地蔵さんが身代わりしてくれるかもしれません。
身代わり地蔵さんの東側に徒歩10分ほど行くと見えてきますのが、「平家越え」です。
平家越えは、源平合戦のおり、両軍が戦った「平家越えの古戦場」と言い伝えられています。
富士川の合戦では、夜間に川上を迂回した源氏の動きに驚いて飛び立った水鳥の大群の羽音に、源氏の奇襲と勘違いした平家軍が、戦わずに逃げ帰ったといわれています。
現在、こちらは車の通りが多い道となっており、このような歴史に残る場面がある場所とは分かりませんが、こちらに書いてある説明文を見て当時の様子を想像してみると良いと思います。
浮世絵師 歌川広重の描いたあの名場面 東海道五十三次 「左富士」
平家越えから徒歩5分ほど行くと見えてきますのが、富士市の象徴「左富士」です。
歌川広重の浮世絵「東海道五十三次内吉原」は左富士の名画になっている場所であります。
東海道を西に向かうと、富士は常に右手に見えます。
ですが、吉原の宿への道は大きく湾曲していることで富士が左側に見えることが珍しく、これは津波などの災害のために元吉原から本吉原へと 内陸側へ場所を移し道が北へ曲がったといわれています。
そのため、富士が街道の左側に見えるようになり、左富士の名所として話題の場所になりました。
この場所からは、現在富士山は上手に見えませんが少し高さがある場所に行くと、とても綺麗に富士山を見ることができます。
やはり日本の象徴の富士山・富士市の象徴の左富士を是非見ることをおすすめします。
富士市の岳南電車で巡る旅はいかがでしたか。
今回旅したところは、すべて富士山を眺める名所になります。是非足を運んでみてください。