遠州の奥山で「自然・パワースポット・神社仏閣」 癒やしの時間を
静岡県の浜松駅から始まる癒しの旅。
ご当地グルメに自然に史跡に、同じ静岡市でも非日常を味わえるヒーリングコースを紹介します。
この記事の目次
方広寺への道 らかん坂で「わたし」を見つけてみよう ~五百羅漢~
浜松駅から奥山行きバスに乗り約60分、奥山バス停から徒歩5分のところに大きな赤い門があります。
ここが「方広寺」(ほうこうじ)の入り口です。赤い門を潜ると商店街が始まります。
たくさんのお店が並んでいる中で有名なのは奥山名産の「半僧坊あぶらあげ」です。
なんと創業は1881年!商店街を抜け黒門を潜ると参拝受付になります。
参拝受付を済ませると朱色の山門が見えてきます。ここから方広寺の参道が始まります。
参道を歩くとすぐに見えてきますのが、沢山の羅漢様。
方広寺の境内には「五百羅漢」と呼ばれる石像が点在しています。
釈迦入滅後、教典編纂の第一結集(けつじゅう)、第四結集に500名の仏弟子達が集まったことに由来します。
方広寺の五百羅漢像を見て回ると、必ず自分に似た像が見つかると言われております。
ここでご紹介している五百羅漢はらかん坂付近の羅漢様ですが、他にもここ方広寺には沢山の羅漢様がいますのでご自分に似た羅漢様を見つけてみてはいかがでしょうか。
哲学の道でパワーを「延命半僧杉」 一際目立つ赤い橋「亀背橋」
らかん坂を通りすぎ、五百羅漢のらかん橋が見えてきますと2つの道に分かれます。
ここが「哲学の道」です。
五百羅漢を見た後は、哲学の道でパワーをもらいましょう。
哲学の道を少し進むとすぐ左手に、小さな屋根の中に切り株が祀られている「延命半僧杉」があります。
1881年に奥山大火の難を受けた後、幹の中が炭化したまま再生し130年以上の時を生き続けた大杉の切り株です。
この出来事から有名になり近年、パワースポットにもなり切り株のパワーをもらいに参拝する人がいるほどだとか。
続いて見えてくるのは、大きな真っ赤な橋「亀背橋」です。
少し急な階段を数段上ると真っ赤に広がる橋と本堂が見えとても風情があり綺麗です。
秋は、紅葉が映えて素敵な情景となります。
いよいよ本堂で参拝しましょう 国指定有形文化財や重要文化財の宝庫
真っ赤な亀背橋を登りますと見えてくるのが本堂です。
さあ、いよいよ本堂到着です。
本堂は、1905年から1918年にかけて建てられました。
中央の大額「深奥山」は山岡鉄舟居士の書による物です。
方広寺には、指定文化財として国有形文化財・県有形文化財・市有形文化財・市天然記念物の計14点が展示されています。
本堂と開山堂・半僧坊真殿は繋がっています。
本堂には国有形文化財の釈迦三尊像があります。
開山堂には、無文元選禅師の尊像が安置され、左右両檀には歴代天皇の尊牌があります。
半僧坊真殿の匠岩五郎昨の「上り龍下り龍」一木彫の彫刻はとても迫力があります。
方広寺の御利益は、厄難消除・家内安全・良縁成就には大いに御利益があると言われています。
本堂の裏にあるらかん庭にも羅漢様がいるので、ここでも自分に似た羅漢様を見つけることができます。
方広寺では、他にも座禅・写経・写仏・精進料理が体験できます。
臨済宗方広寺派大本山 方広寺は1日過ごすことができるところです。
是非、遠州の奥山で自然を感じパワーをもらい癒やしの時間を過ごしてみてはどうでしょうか。
徒歩で行く場合は、時間に余裕をもっていくと尚良いです。