和歌浦干潟に浮かぶ小島「妹背山」で和歌浦港を望みながら歴史を巡る
和歌山市駅からバスで約15分のところにあるのが海に浮かぶ小島「妹背山」(いもせやま)です。
今回は妹背山の歴史をひも解きます。
三段橋を渡り巡る歴史的名所とともに和歌浦の妹背山の魅力をたっぷりと紹介します。
この記事の目次
妹背山の出発地点と言えば和歌浦で風情ある「三段橋」からはじめよう
妹背山に向かう道中で渡る橋が「三断橋」(さんだんばし)です。
三段橋は、近くにある不老橋と同様石で作られています。
妹背山に延びて架けられた橋で県内最古の石橋で、材料は不老橋同様和泉砂岩で構築されています。
幾度か修復をしながらも400年あまりその原型を失わずに存在しているので、渡るときの注意などが看板によって用意されていました。
風情ある三断橋は、歴史感じる趣のある橋です。妹背山に向かう出発点でワクワクできます。
みなさんも妹背山に向かうときに、歴史を感じながらわたってみてください。
徳川頼宣の思い出の地、和歌浦の「海禅院多宝塔」にいってみよう!
和歌山バス玉津島神社を降りて徒歩約5分のところにある妹背山を登ると海禅院多宝塔(かいぜんいんたほうとう)に到着します。
海禅院多宝塔は、徳川頼宣の思い出の地として有名です。
和歌山の河口に浮かぶ小島の妹背山の中庭にあり、徳川頼宣は1653年に頼宣の母、養珠院が亡くなって、母を弔うために多宝塔を改建したと言われています。
海禅院多宝塔は、高さ13mの本瓦茸棒造りが特徴です。
実際に目の前に行くと迫力があり、圧倒されます。
海禅院多宝塔の前には、一軒家があり、現在も人が住んでいるので見るときは静かに見ることをおすすめします。
徳川頼宣の思い出の地に足を運び歴史を感じ、また和歌浦港を眺めるのもいいですね。
和歌浦で日本観光地百選の景観「観海閣」から和歌浦港をみよう
妹背山の中にあるのが日本観光地百選の景観「観海閣」(かんかいかく)です。
徳川頼宣が1648年~1652年に木造の水上楼閣として妹背山の海辺に建立したものです。
ここから名草山にある紀三井寺を遥排したと伝えられています。
現在の建物は、1961年に第二室戸台風で流出後、コンクリートで再建したものです。
今回は雨の中訪れましたが観海閣で雨宿りをしている人も多くいました。
天候の良いときに行くと和歌浦港から見える夕焼けは素晴らしいものだそうです。
観海閣からみる、和歌浦港の景色を堪能しに訪れてみるのもいいかもしれませんね。
和歌山の小島「妹背山」はいかがでしたか。
和歌山市内からも近く、非日常を味わえる妹背山。
三段橋を渡り、妹背山の歴史ある和歌浦を体感してみませんか。