ルートバス「メーグル」で点在する名古屋の歴史スポットを巡る旅
愛知県名古屋にはなごや観光ルートバス「メーグルバス」が走っています。
有形文化財の「徳川園」「徳川美術館」や、ネオバ・ロック様式レンガ造りの「名古屋市政資料館」や巨大大仏「名古屋大仏」など、名古屋の歴史を満喫する歴史旅を紹介します。
この記事の目次
池泉回遊式の日本庭園「徳川園」と国登録有形文化財「徳川美術館」
なごや観光ルートバス「メーグル」は、名古屋の観光スポットである場所をルートにしたノンステップバスです。
お得な1DAYチケットもあり、特典で入館料割引もあるので効率よく旅したい方にはおすすめです。
名古屋駅からメーグルバスで約20分ほどで「徳川園」と「徳川美術館」へ到着します。
徳川園は池泉回遊式の日本庭園です。
徳川御三家筆頭である尾張藩二代藩主光友が、1695年に自らの造営による隠居所である大曽根屋敷に移り住んだことからできたと言われています。
日本庭園の清流が滝から渓谷を下り海に見立てた池へと流れるありさまは、日本の自然景観を象徴的に表しています。
徳川園の黒門は、登録有形文化財に指定されています。
黒門は1900年に完成した尾張徳川家の邸宅の遺構で、総けやき造りの三間薬医門です。
連続する脇長屋と塀を含めて、1945年の大空襲による焼失の被害を免れた数少ない遺構であり、武家屋敷の面影を伝える貴重な建造物ですので、見に行く価値は多いにあると思います。
続いて徳川美術館に訪れました。徳川美術館は、刀剣やよろい、茶道具、能装束など、尾張徳川家の大名道具が展示されています。
「国宝源氏物語絵巻」や尾張徳川家の雛人形・雛道具を公開する期間限定の企画展などもあり、何度でも足を運びたくなるくらい歴史を体感できます。
徳川美術館の隣には、蓮左文庫があり、尾張徳川家の旧蔵書を中心に、和漢の優れた古典籍など約11万点を見学することができます。
元裁判所舎「名古屋市政資料館」で留置所見学や挙式を挙げませんか
続いて徳川園、徳川美術館からメーグルバスに乗車して約10分のところにある「名古屋市政資料館」を訪れました。
名古屋市政資料館はもともとは1922年に建てられた旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所舎です。
日本の代表的な洋風建築で形態も色彩も変化に富む、ネオバ・ロック様式レンガ造りの建築は、1984年に国の重要文化財に指定されました。
外観はモダンな雰囲気で、入り口で記念撮影をしている方も多いです。
青空をバックにして撮影すると、赤茶色の壁が映えると思いますよ。
構造は、壁を煉瓦積、床・階段などを鉄筋コンクリート造りとし、屋根小屋組は木造です。
内部は簡素ですが、2階から3階の吹き抜けの大階段と会議室は、外観に応じて華やかに仕上げられています。
現在は名古屋市の公文書館として、市政に関する資料を保存してあり、見学することができます。
留置場など司法に関する展示の他にも、中央階段のステンドグラスは、一見の価値があるほど感動することと思います。
また結婚式を挙げることもできます。日本の重要な文化財で歴史を感じながらの挙式した思い出は、きっといつまでも色あせることなくお二人の心に残り続けるでしょう。
名古屋の珍名所発見!金箔に純金 全高15Mの巨大「名古屋大仏」
続いて名古屋大仏へ行くために、名古屋市政資料館からメーグルバスに約10分乗り名古屋駅へ向かいます。
そこから、名古屋市営東山線に乗車し約20分で、本山駅に到着します。
本山駅から約5分歩くと名古屋大仏が見えてきます。住宅街の坂道を歩いていると、いきなり登場するのが大きな「名古屋大仏」です。
初めて見た方は、その色に衝撃を受けるかもしれません!
全高15メートルの巨大な大仏様は、全身で鮮やかなグリーン色です。
雰囲気と衝撃は、他の県の大仏様よりも圧倒的に大きいと思います。
1987年に造立されたのですが、名古屋の方にもあまり知られていない隠れ観光スポットなのです。
造立当時は銅色だったらしいのですが、2006年に現在の鮮やかなグリーン色に塗り替えられました。
目と耳、口は、金箔で、白毫は、純金です。大仏様の周りには、同じ色をした像も建てられています。
大仏様のすぐ横には、大仏様と同じサイズの手の銅像があります。
こちらも、迫力があります。まだまだ名古屋には、知らなかった新しい発見があるのだなと思わせてくれるような場所、それが名古屋大仏です。
メーグルバスで、名古屋の主な観光スポットを巡る旅はいかがでしたでしょうか。
名古屋の歴史に触れながら、楽しく観光が出来るのはとても魅力的だと思います。
メーグルバスは他にも、トヨタ産業技術記念館や名古屋城、名古屋テレビ塔にもバス停があるので、時間があれば他の観光スポットをまわるのも良いでしょう。