有形文化財からお土産まで 桐生の重要伝統的建造物群保存地区を巡る
桐生の重要伝統的建造物群保存地区内には伝統産業である絹織物に関する場所からお寺まで様々な場所があります。
今回はそんな重要伝統的建造物群保存地区内のおすすめスポットとお土産にもぴったりな伝統産業に認定されている絹織物をご紹介します。
この記事の目次
国登録有形文化財 桐生名物ノコギリ屋根が目を引く旧曽我織物新工場
1922年に建築された大谷石造のノコギリ屋根工場。
ノコギリ屋根がどうして昔の工場でよく用いられたかというと、採光面積の確保だそうです。
昔は電気を使うのに今よりも、お金がかかったりなど、電気事情が技術的に劣っていました。それにも関わらず、織物は多くの機械を使用します。
電力の消費を抑えるため、光が入るような建物の構造になっているということが考えられるようです。
明るい南側を窓を向けると、直射日光で室温が高くなり、陰りが強くなって見えにくいそうなので、北側に窓を設けることが多いそうです。
この建物は北西方向に窓があります。
市内にある屋根の方向を見比べてみるのも楽しそうですね。現在はノコギリ屋根は手間がかかり減ってきているそうです。
建物には通風用の丸窓が設けられています。
所在地 : 群馬県桐生市本町1-7-15
桐生天満宮の境内にある七福神を祀る宝船神社に足を運んでみよう
桐生駅から徒歩約25分、桐生天満宮の境内に宝船神社はあります。
古来から天満宮の境内には数多くの摂社や末社があり、さまざまな神様が祀られていたそうですが、全ての御祭神やその御神徳を参拝者に知ってもらうために、一つの社殿で、さまざまな御神徳を授かれるように建立されたのが、この宝船神社です。
御本殿西側の末社石宮より七柱(神様のことを数えるときには柱をつけます)の御祭神を授かったそうです。
そのため大国主大神をはじめとした神道の七福神が祀られています。
多くの御祭神に一度に参拝できますので、桐生天満宮を訪れた際は是非立ち寄ってみてください。
所在地 : 376-0052 群馬県桐生市天神町1丁目3−4
公式HP : 桐生天満宮
産地の価格でお得に手に入る 桐生名産品絹織物の実際の製品に触れる
桐生では名産品の織物の販売を様々な場所で販売しています。
ティッシュケースや箸いれなど、普段づかいできる小物も種類豊富に取り揃えられています。
もちろん定番の帯や着物も販売しているので、着物を着られる機会が多い方にはおすすめ。
市内には様々な織物の工場があり、そこで見学した時や、桐生織物会館の一階でも販売を行っています。
織物というと和のイメージを持ちがちですが、洋風のものや、さまざまな範囲のものを織物で作っています。
桐生織の小物や服は、どこか懐かしい雰囲気を持ちながらも可愛らしいものが多いので、友達にも自分にもお土産にいかがでしょうか。
桐生本町はこのように見どころが沢山あるのでとてもおすすめです。
また桐生を訪れた際には是非伝統産業の絹織物に触れる機会を作ってみてください。
とても綺麗なのでお土産にも自分用にもぴったりです。