橿原市の観光スポット、初代天皇の神武天皇が眠る橿原神宮を紹介!
日本のはじまりの地、奈良 橿原。
そのシンボルともいえる橿原神宮は日本の礎を築いた神武天皇をお祀りし、はじまりの歴史を紡いでいます。
今回は橿原神宮を中心に神武天皇のパワーを感じる旅へ出かけましょう。
この記事の目次
橿原神宮を訪れる際におさえておきたい歴史&境内への道のり
太陽を司る天照大神の子孫と伝わる神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)。
宮崎県にいた神倭伊波礼毘古命は、国内統一を目指して東へと向かいます。
「日本書紀」によると、神倭伊波礼毘古命は約2600年以上前に国内を統一し、畝傍山(うねびやま)のふもとである橿原に居を設けました。
そして、橿原の地で神倭伊波礼毘古命は天皇に即位します。
後に「神武天皇」と名がつけられ、明治に入ってから神武天皇の御聖徳を永久に紡ごうという動きが広まり、1890年に「はじまりの地」である橿原に建てられたのが橿原神宮です。
境内の入口、一の鳥居をくぐると、両端には綺麗に植えられた橿の並木が続きます。
そのまま進み、神橋を渡ると二の鳥居があります。
広々とした参道ですが、お正月には多くの参拝客で溢れているそうです。
参道の東側に聖域の入口となる南神門が見えました。
南神門をくぐる前に手水舎で心身を清めましょう。
聖域に出ると大和三山のひとつ畝傍山を背に、雄大な外拝殿が現れました。
檜皮葺の屋根に畝傍山の緑が相まって、見事な景観を生み出しています。
その景観を目にし境内の厳粛な雰囲気に包まれると、一気に身が引き締まりました。
境内には見どころ多数! 橿原神宮のおすすめスポットをご紹介
外拝殿は非常に豪勢な造りで、石階段からは非公開の内拝殿を拝むことができます。
毎年2月11日(建国記念の日)に内拝殿では橿原神宮でもっとも重要な祭事「紀元祭」が執り行われます。
神武天皇の御聖業を仰ごうと全国から約4000名の参列者がいらっしゃるそうです。
神楽や銃剣道なども行われるとのこと、一度は訪れてみたいですね。
社殿を満喫し境内東側だけ見て帰ってしまう方が多いそうですが、実は境内西側にも橿原神宮の見どころがあるんです。
南神門を出てまっすぐ進むと広大な池が。
この池は深田池といい、なんと広さは約49,500㎡もあるそうです。
池の周りにはベンチや休憩所があり、住民の方のお散歩コースやいこいの場としても利用されています。
池にはカモが泳いでいたり、季節によっては桜や紅葉が彩りを加えて訪れる人々の心を安らげます。
また畝傍山の雨水が流れ込んでおり、洪水調整池としての役割も果たされているのだとか。
池の周りを歩いていると朱色の鳥居を見つけました。
こちらは橿原神宮の末社、長山稲荷神社です。
開運厄除・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があり、橿原神宮が鎮座する前から長山の地に祀られています。
橿原神宮を訪れた際には合わせて参拝しましょう。
時間がある方必見 橿原神宮へお参りした後にツウが行く場所とは
お参りを終えたら、ぜひ訪れてほしいツウな場所があります。それは橿原神宮の北に接する神武天皇陵。
正式名称は「畝傍山東北陵(うねびやまのうしとらのすみのみささぎ)」といいます。
木々に覆われた神秘的な空間の中で数多くの苦難を乗り越えて建国という御神業を成し遂げられた神武天皇に祈りを捧げます。日本の礎を築いた神武天皇の御陵は歩いているだけでパワーを感じましたよ。
続いて訪れたのは畝傍山口神社(うねびやまぐちじんじゃ)です。
畝傍山口神社はもともと橿原神宮を見下ろす位置にあったのですが、 橿原神宮の拡張工事が行われる際大谷町の東に移された経緯があります。
そんな畝傍山口神社の周辺は「歴史的風土特別保存地区」に指定されており、のどかな風景が広がる場所です。
祀られているのは安産の守り神として信仰を集める気長足姫命と、豊受比売命、表筒男命の3神。
安産と交通安全の祈願に訪れる方が多いとのこと。
帰り路の安全を祈りに訪れてみてはいかがですか。
パワーあふれる名所の数々はいかがでしたか。
橿原神宮の壮大な社殿、心落ち着く深田池、神秘的な神武天皇陵、歴史感じる畝傍山口神社。
橿原を訪れた際には橿原神宮だけではなく他のスポットへも足を運んで、はじまりの地 橿原を満喫しましょう。