江戸と大正の顔を持つ埼玉県川越市蔵造りの町並み 菓子屋横丁をご紹介
ロケ地やテレビで取り上げられることの多い埼玉県川越の菓子屋横丁と蔵造りエリア。歴史溢れる街並みや童心に戻るお店など、行かないとわからない様々な顔を持つ川越の楽しい情報を歴史を絡めてたっぷりとご紹介します。
この記事の目次
小江戸の中にルネサンスの建築 有形文化財指定の埼玉りそな銀行
本川越駅から徒歩約5分、蔵造りの街並みに面してたたずみ圧倒的な存在感を放つ建物、国の有形文化財指定「埼玉りそな銀行川越支店」。
埼玉初の銀行として1918年川越藩の商人横田五郎兵衛と黒須喜兵衛らの願いにより誕生した銀行と言われ、当時は「第八十五国立銀行」と呼ばれていました。建物の高さは約25.2メートルで、鉄骨鉄筋の3階建てルネサンス様式でゼブラ模様の付け柱などが特徴的な歴史的建造物です。現在も埼玉りそな銀行として利用できます。
蔵造りの街並みから大正時代の洋館「埼玉りそな銀行川越支店」があり、さらに本川越駅から徒歩5分のところには大正時代の風情あふれる「大正浪漫通り」もあり、江戸から大正、また洋風な風情まで感じる事ができます。
ぜひ、タイムスリップした気分を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
かおり風景100選 小江戸川越で懐かし気分を味わえる菓子屋横丁
本川越駅から徒歩約15分、昭和のどこか懐かしい雰囲気に包まれる場所「菓子屋横丁」。小江戸川越の中でもとても大人気の観光スポットの一つです。明治から続く菓子屋横丁は昭和初期にはは70軒ほどの業者が集っていたとか。
現在は10数軒のお店が駄菓子をはじめ、さまざまなお店が当時の面影を残し出店しています。そして様々なお菓子の香りが漂うことから「かおり風景100選」にも選ばれています。
中でも多くの駄菓子が目を引くお店が70年近くの歴史をもつ「よしおかYA」。夫婦ふたりで隣仲良く2店舗経営しているそうで、一つは観光客向けの箱菓子を中心に、もう一つは地元の小学生も買いやすいよう激安駄菓子を販売しています。
小江戸川越の名物といえば「日本一長いふ菓子」。
菓子屋横丁で販売しているのは元祖の日本一長いふ菓子なんです。その長さはなんと95センチ!!
様々な味がある中でもやはり一番人気は黒糖だそうです。菓子屋横丁を訪れたらぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
川越 菓子屋横丁の主役は大正3年創業 「玉力製菓」の金太郎飴
菓子屋横丁の中でも歴史ある製菓と言えば大正3年創業の「玉力製菓」です。
長年受け継がれてきた昔ながらの手作り金太郎飴は、全国にファンがいるほどで、誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。玉力製菓の飴は高い技術を誇っています。
玉力製菓の飴は種類が豊富です。作り方は5通りあり、季節の花を描いた「組物」、のどあめなどのツルツル丸い「玉物」、きなこ飴などの「引物」、六角形などの形をした「型物」、ペロペロキャンディーのような「棒付き」、と呼ばれています。
また、同じ飴でも季節により味を少しずつ変えているのだとか。
味は甘ったるさがまったく残らず、スッキリとした後味です。手作りだからこそ出せる味をご堪能ください!
小江戸川越名物 川越いも!メニュー豊富なおススメ店「おさつ庵」
川越の名物といえば、川越いもなどの甘いさつまいもです。
蔵造りの街並みから時の鐘の下を通過し約10mほど歩くと右手にみえてきます。
歩いているとやはりさつまいもを使ったスイーツが目に入ってきいます。ここではさつまいものメニューが豊富な「おさつ庵」をご紹介します。
おさつ庵の「おさつもち団子」の甘い香りはなんとも食欲をそそります!
人気メニュー「おさつチップス」は食べごたえあるボリュームです。
塩味で素材の味を楽しむも良し、紫おさつクリームや黒蜜クリームにディップするも良し、お好みの食べ方で堪能できるお勧めのメニューです。
もう一つはアイスクリーム。おさつチップス付もあります。濃厚なさつまいもアイスは絶品です。川越の名物をご堪能ください!
埼玉県川越で江戸・大正・昭和を味わう歴史旅はいかがでしたか。小江戸の街並みの中に大正浪漫通りでロマン溢れる大正時代を感じたり、昭和の銘菓を堪能したり、時代の変遷を体感できる小江戸川越。人気ロケ地になっている理由も納得ですね。時代を超えた非日常を味わいたい方はぜひ訪れてみてください。