東京で昭和を堪能 青梅で赤塚不二夫の漫画や昭和にタイムスリップ
東京の青梅駅周辺には昭和時代に使用されていたお菓子やポスト、看板などが街中に多く点在しています。看板は青梅市在住の看板絵師、久保板観さんの作品でシネマを看板で表現していた昭和を体感できます。今回は昭和にタイムスリップする歴史旅を紹介します。
この記事の目次
昭和を代表する漫画家 青梅の「赤塚不二夫会館」で昔を振り返る
JR青梅線青梅駅から徒歩約10分のところにあるのが、昭和をテーマに町づくりを行っている青梅にちなんで建てられた「赤塚不二夫会館」です。
赤塚不二夫さんは青梅にゆかりはありませんが、新潟の看板屋で働いていたりと映画が非常に好きだったという点で青梅と共通点があるようです。
フォトギャラリーから赤塚不二夫さんの人生を辿れますが、特にトキワ壮時代のことが多く触れられています。
当時売れっ子漫画家たちと一つ屋根の下に住み、少女漫画を描き苦戦しながらも才能を開花させていった様子がうかがえます。
おなじみのキャラクターの誕生秘話や、貴重な原画も展示されています。漫画で誰もが一度は見たであろう原画もあるので、幼少期を思い出さずにはいられません。
所在地 ： 198-0084 東京都青梅市住江町66番地
公式HP ： 青梅赤塚不二夫会館
文房具から食べ物まで 昭和つくしの青梅「昭和レトロ商品博物館」
赤塚不二夫会館のすぐ隣にあるのが「昭和レトロ商品博物館」です。
館内には昭和時代に販売されていたタバコやお菓子などがたくさん置かれています。
様々なジャンルのものが展示されているので、昭和時代を生きた方なら誰でも当時を思いだす一品がみつかることでしょう。
昭和を知らない方でも、今も発売されているロングヒット商品のパッケージコーナーがあるので、商品の変遷をみることができます。
コカ・コーラはコーナーがあるほど種類が豊富で、根強い人気を感じます。
また読売記念日新聞というユニークなサービスもあります。
これは、自分の誕生日や結婚記念日など、思い出の日付を入力すると、その当時の紙面が印刷されます。
是非自分が大切にしている日の出来事を探索してみましょう。
所在地 ： 198−0053 東京都青梅市住江町65
公式HP ： 昭和レトロ商品博物館
青梅市指定史跡「住吉神社」の長蛇の階段を登り天井画を堪能しよう
赤塚不二夫会館と昭和レトロ博物館のちょうど向かい側にあるのが、大きな鳥居が出迎えてくれる「住吉神社」です。
住吉大社ははなんといっても長蛇の階段が特徴的な神社です。
階段の下から見上げても本殿の屋根の先しか見えません。
この階段を登りきったところにある拝殿の天井には雲竜図が描かれていて、青梅市の有形文化財にも指定されています。
住吉大社江戸時代に再建されていますが、江戸時代に建てられた本殿・幣殿・拝殿が一体として残っているのは大変貴重なものだそうです。
また拝殿の雲竜図は、この再建の際に描かれたもので、青梅市に生まれた画家小林天淵の代表作となっています。
毎年5月の2、3日に例祭が開催されます。12台の山車の巡行が行われ、青梅でもとても大きなお祭りとして賑わいます。
所在地 ： 198-0084 東京都青梅市住江町12
東京青梅市は昭和の町というだけあって、街並みから実際にある施設まで、どこか懐かしい雰囲気のものばかりです。
昭和にタイムスリップしたような感覚を味わえる町で昭和時代の想い出を巡りに、青梅を訪れてみませんか。
