和歌山紀の川でスーパー猫駅長に会える!からふる列車で巡る鉄道の旅
和歌山県紀の川市を巡る旅、最初の目的地はスーパー猫駅長で有名な和歌山電鐵「貴志駅」です。貴志駅の見どころから、二代目二たま駅長や個性的な列車の種類など、魅力が詰まった和歌山電鐵をたっぷりと紹介します。
この記事の目次
猫顔駅舎にタマ大明神 和歌山電鐵貴志駅 駅舎も見どころがたっぷり
大阪市内から特急くろしおで約1時間、在来線でも約1時間30分で和歌山県につきます。JR和歌山駅から9番ホームへ向かう階段には和歌山電鐵沿線の見どころが壁一面に。今回の旅の最初の目的地、貴志駅へと出発です。JR和歌山駅から約30分、ワンマン電車に揺られること約30分、貴志駅に到着です。貴志駅舎の屋根は駅としては珍しい桧皮葺(ひわだぶき)といわれる檜(ひのき)の皮を使ったもので、頂上には猫耳、窓が猫の目を表現しており、駅全体で猫の顔になっています。趣深さに加えかわいらしさが溢れる駅舎です。
駅舎内には、駅長グッズや駅長をモチーフにしたグルメが販売されており、駅舎のみでも十分に楽しむことができます。
駅ホームにはタマ駅長の1周年を記念して造られた”タマ大明神”などもあり、見どころがたくさんあります。
「吾輩は猫駅長である」二代目駅長 二たま駅長に会いに行こう!
和歌山電鐵貴志駅といえば名物駅長、三毛猫のタマ駅長で有名ですよね。
貴志川線は以前、南海電鉄によって運営されていましたが経営が現在の両備グループになったことをきっかけに南海電鉄倉庫で飼われていたたま駅長は「招き猫」になってほしいという願いから猫駅長に就任しました。
現在は、たま駅長に代わり伊太祈曽(いだきそ)駅の駅長だった「二たま(にたま)駅長」貴志駅の駅長に昇進し、私たちを迎えいれてくれます。
この二たま駅長は交通事故に遭いそうになっていたところを助けられた幸運な三毛猫で、二たまというの名前は”たまに似た二番目の駅長猫”が由来しています。
二たま駅長は週に5回出勤し、観光客を迎え入れてくれます。
一代目のたま駅長と比べると少しふっくらしていて、何とも愛くるしい印象を受けます。一代目同様、人懐っこい性格をしておりカメラを向けると顔を向けてくれるなどサービス精神旺盛です。
駅のいたる所で猫駅長をモチーフにしたキャラクターを見ることもできます。
和歌山のローカル線和歌山電鐵を盛り上げてくれている2匹の三毛猫。そんな奇跡の駅長に会いに行ってみませんか?
所在地 : 640-0413 和歌山県紀の川市貴志川町神戸
公式HP : 和歌山電鐵株式会社
いちご、うめ星、おもちゃ、たま電車!ユニークな4車両を一挙ご紹介
和歌山電鐵のさらなる魅力に個性的な列車の車両が挙げられます。今回、和歌山電鐵で活躍している4つの車両を実際に見てきたので紹介します。
まずは、たま駅長をモチーフにした「たま電車」です。白塗りの車両には101匹のたま駅長がアニメタッチで描かれています。
次にご紹介するのは、「おもちゃ電車」です。まさにおもちゃをモチーフにした電車で、列車内にはおもちゃやぬいぐるみが飾られておりなんともわくわくした気分になります。
また世界初、列車内にガチャガチャマシーンが設置されるなど遊び心満点の車両です。
「いちご電車」は、和歌山電鐵車両リニューアルの1番最初のデザイン列車です。
みんなが楽しく乗ることができる電車をコンセプトにつくられ、車内の至る所にいちごが描かれている何ともかわいらしい車両です。
最後にご紹介するのは、2016年6月にデビューしたばかりの「うめ星電車」です。
和歌山の南高梅を世界に発信することをコンセプトに、列車内部はほかの3つの車両に比べ何とも落ち着いたデザインとなっています。
ユニークな4種類の列車が走る和歌山電鐵。時間帯や曜日によってそれぞれの列車の稼働率が変わるので事前にチェックするのがおすすめです。
ここを訪れたらぜひ4車両すべて乗車してみてはいかがですか?
見どころいっぱいの和歌山電鐵、貴志駅はいかがですか?廃線危機に陥っていた鉄道を救ったなんとも不思議な三毛猫たま駅長、二代目二たま駅長は観光客だけでなく地元の人々にも深く愛されています。みなさんもスーパー猫駅長に会いに行ってみませんか?