金運 健康運 才能運アップ 歴史ある江島神社のご利益を求めて
日本三大弁天の一つである「江島神社」は古くから人々の信仰を集め、現在に至っています。毎日参拝する人々であふれていて、行ったことがある方も多いのではないでしょうか。たくさんの参詣客と歴史をつくってきた江島神社ですが、なぜここまで人々に愛されるのか、その力がどのようなものだったのかをご紹介します。
この記事の目次
江島神社の顔 辺津宮と八坂神社で金運と健康運の運気を上げます
江島神社に入る前に、一つ大切なことがあります。江島神社は古くから、縁切りのパワースポットとしても有名です。というのも、江島神社が祀っているのは女性の神様である弁財天。弁財天は嫉妬深い神様で、仲のいいカップルを見ると、別れさせてしまうと言われているからです。鳥居をくぐる際は、一緒に来た人と別々にくぐります。さて、瑞心門を抜け、石段を登っていくと辺津宮(へつみや)が見えてきます。石段は、登ってこそご利益は得られると伝えられていますので、頑張って登りましょう。
辺津宮は中津宮(なかつみや)奥津宮(おくつみや)と比べて海抜が一番低い位置にあるため、人であふれていますが、社の重厚感は他の神社とまったく変わりません。そして、お賽銭箱も不思議な形で、お金を入れると音がします。ぜひ耳を傾けてみてください。そして、辺津宮での参拝を済ませた後は左へと進みます。左を向くと、朱色で八角の建物が視界に飛び込んできます。これは、金運アップに効果がある、奉安殿です。芸能の神様が祀られているため、辺津宮拝殿とはまた違った空気が漂います。
もう一つ注目するのは八坂神社。こちらは、辺津宮、奉安殿からさらに左手にある小さな神社で、江島神社で祀っている三姉妹の父神、須佐之男命(すさのおのみこと)を祀っています。健康運のご利益がありますので、是非お立ち寄りください。重厚感のある辺津宮や八坂神社と、スマートフォンを片手にした、賑やかな人々が織りなす空間は不思議です。しかしその雰囲気は、昔とあまり変わらないのかもしれません。
江ノ島の華やかなエネルギーを求めて 海を横目に鮮やかな中津宮へ
再び石段を登っていき、ご神木を越え、さらに上っていくと、朱色が鮮やかな中津宮(なかつみや)が姿を現します。中津宮は、平成8年に改修を終えたため、その朱色はさらに鮮やかなものになっています。そしてここでは、華やかなパワーを得ることができるとされています。
境内にあるこのような石灯篭は、江戸時代に活躍した芸人、商人たちが奉納したものです。その数は多く、江島神社の信仰がどれだけ盛んだったかということがわかります。
中腹に差し掛かってきましたが、まだまだ観光客であふれています。休息の静寂が欲しい時は、ぜひ中津宮社殿脇にある側道にお立ち寄りください。水琴窟という日本庭園で使われる装飾の一つがあります。自然に聞こえる水の音は、きっとあなたを落ち着かせてくれます。昔の人も、この水琴窟でほっと一息ついていたのでしょうか、静かな時の中で、瞑想されてみてはいかがでしょうか。中津宮を出ると、人は減り、緑は一層増え、葉擦れの音もより聞こえてきます。エネルギーが次第に強力なものになっているようでした。
いよいよ江島神社の本宮へ 最強パワースポット奥津宮で才能運アップ
江の島の本堂である奥津宮(おくつみや)までの道のりもお楽しみいただけます。次第に急になる階段が続くと思うと、視界が広がり古民家が連なっていたり、甘い香りやおいしいご飯の香りがすることも。非日常の中で故郷を思い出すひと時でもありました。奥津宮は最もパワーが強い場所であり、才能運向上に効果があるといわれています。したがって、縁切りのパワーも強くなります。一緒に来た人とは鳥居をくぐらないことを忘れないでくださいね。
鳥居をくぐると、右手に亀石とご神木のイチョウがあります。甲羅の模様が入っていることから亀石と呼ばれています。弁財天を信じていた者が写経をし、埋めた上に置く石を探して奉納したそうです。
いよいよ参詣です。辺津宮、中津宮と違って奥まった場所にあり、八方睨みの亀の視線も感じるせいか、凛とした気持ちになります。奥津宮独特の静かで、穏やかな中で感じる緊張感を、昔の人びとも味わったのかと思うと、歴史を感じずにはいられません。
日本三大弁財天の一つとして歴史ある江島神社。そこにはいつも多くの参詣客がいます。歴史ある神社だからこそ、敬意をはらい、正式な作法でお詣りをすることで、きっと数々の神様は喜んでくれると思います。神様と向き合いに江島神社へ訪れてはいかがでしょうか。