世界遺産の宝庫 過去と現在が共存する奈良の街を一日満喫しませんか
国から国際観光文化都市に指定されている奈良県奈良市。旅に歴史ロマンを求めて旅する方であれば「奈良」を候補として検討された方は多いのではないでしょうか。しかしインターネットで紹介されているものの多くは定番スポットです。奈良にはまだまだ知られざる隠れた観光名所がたくさんあります。
今回は奈良の定番スポットと隠れた観光名所を紹介します。
この記事の目次
自然と動物の共存「奈良公園」と圧倒的迫力の世界遺産「東大寺」
奈良のイメージといえばやはり鹿を思い浮かべるのではないでしょうか。
定番スポット、やはり多くの人が思い浮かべるであろう奈良の象徴的存在です。
奈良公園横の歩道、道路、施設内、どこを見ても鹿を見ることができます。
街中にいる鹿も魅力的なのかもしれませんが、自然の中にいる鹿が一番輝いています。自
然と一体化した鹿を見ると目から心まで癒されることができます。
また奈良公園には多くの世界遺産が配置されています。その中でも多くの観光客が訪れるのが東大寺です。
建物の中に入ると一番に飛び込んでくるのはあの大きな大仏です。
入った瞬間圧倒される人も多くいるのではないでしょうか。
この大仏目的で奈良公園に来ている方もいるでしょう。奈良の象徴ともいえます。
一度生の大仏をみて、圧倒されてはいかがでしょうか。
所在地 : (奈良公園)630-8211 奈良県奈良市雑司町 (華厳宗大本山東大寺)630-8211 奈良県奈良市雑司町406−1
一苦労からの美しき 癒しの景色を若草山で味わってみませんか?
奈良の景色を一望できる奈良を代表する山、標高342mの「若草山」。
決して高いとは言えませんが、その頂上から見る景色は格別。
しかし、そんな景色を見るには大きな試練がありました。それは頂上までの道のりです。
決して高いとはいえないといったもの、実際に上るとかなりハード。
北側ゲートから上ると一段約20段の険し道のりが続きます。
景色は見たい、けど苦労はしたくない、そのような人のために耳よりの情報があります。
それが南ゲートです。
北ゲートの反対側に位置し、階段もゆるやかで、水の流れる音など自然のせせらぎ、何よりも絶景を上に登りながら見ることができるため、非常にお勧めできるルートです。
そして頂上に着くと今までの苦労が一度に飛ぶほどの景色が舞い込んできます。
美しい景色と同時に達成感がこみ上げてくるのは間違いありません。
絶景を見るスポットは全部で3つあります。
20分ほどで到達する「一重目」、そこから更に階段で進んだところにある「二重目」、またそこから更に階段で登ったところにある頂上の「三重目」。
一重目でこの絶景ですので、三重目ですとさらなる絶景が舞い込んでくるでしょう。
一度行ってみてはいかがですか。
所在地 : 630-8211 奈良県奈良市雑司町
公式HP : 若草山
日本文化の伝統の象徴 静寂たる神々の領域 世界遺産春日大社
様々な神が存在する「春日大社」。
赤を基調とした建物がたたずむ日本を代表する世界遺産です。
その中でも一番お勧めしたいのが、御蓋山浮雲峰遥拝所(みかさやまうきぐものみねようはいじょ)です。
そこは奈良時代初期、平城京守護のため武甕槌命が白鹿の背に乗って天から降りてきたとされる神蹟である御蓋山の頂であり、鹿島・香取・枚岡の神々が鎮まる神奈備(かんなび)として奉られています。
その場の雰囲気は神の領域にいるような雰囲気です。
自然と心が落ち着き、神から何かしら力を授かったような、新種のパワースポットのような心象です。
一度皆様も神々の領域に入ってみてはいかがでしょうか。
所在地 : 630-8212 奈良県奈良市春日野町160
公式HP : 春日大社
奈良町で一時の休息と伝統的工芸品「奈良筆」に触れてみよう
太平洋戦争から免れ、日本人の古き良き生活風景が存在する「奈良町」。
この古き良き街並みが残っている場所に最近ならではの流行も取り入れたりし、進化を続けています。
まずは古民家カフェ。建物は昔のものを使用していて、カフェに行きながら歴史を感じることができます。
また多くの飲食店も散在しているため、お昼休憩にもいいのでは。
次にこの奈良町には多くの雑貨屋が存在します。
すべてを人の手で手掛けたハンドメイドの店から手染めの革製品のお店まで様々なジャンルの雑貨屋が点在しています。
しかし、17時を過ぎると閉まる店舗も多いため行くなら早めにしたほうがいいでしょう。
最後に奈良筆をご紹介します。
国指定伝統工芸品に認定されている、奈良を支える工芸品です。
習字などに筆はよく使いますが、その毛先は羊や馬、狸など動物の毛を使用しています。
その奈良筆の制作がならまちでは実際に体験できます。一度来てみてはいかがでしょうか。
所在地 : (奈良町情報館)奈良市中院町21
公式HP : ならまち情報サイト
世界遺産「興福寺」で数々の国宝級の仏像を一同に拝観してみよう
多くの国宝が寺内のいたる建物に存在する「興福寺」。
世界遺産にも登録されている歴史的遺産ですが、ここには過去に歴史の教科書で一度は見たことがあるものが数多く存在します。
仏教の守護神ともいわれる阿修羅像、千手千眼間脳といわれ、六観音の一つである千手観音など、見たら圧倒されるような仏像ばかりが展示されています。
ほかにも多くの仏像や巻物があります。
また興福寺はそれだけではありません。
五重塔が興福寺には存在します。
被災再建を経て今の形が完成しているのですが、その手法にはいまだ奈良時代のものが随所残っているため、当時の歴史観を感じることができるのではないでしょうか。
所在地 : 630-8213 奈良県奈良市登大路町48
公式HP : 法相宗大本山興福寺
歴史と文化、そして古き良き街並みが感じられる、それが近畿の中心に存在する「奈良」。
皆さんが思っているような、鹿だけのイメージの場所では決してありません。多くの世界遺産や文化的に価値のある建造物・街並み、景色がそこにはあります。
おしゃれなカフェや雑貨屋さんも多くあり、古くからの歴史観感じられる街に現代要素が組み込まれた新しい街です。
バスが各施設には通っていますし、元気があればレンタサイクルでも奈良を回り堪能することができます。
皆様の心揺さぶるものが奈良にはあります。一度べたなルートだけでなく、少し違った視点からも奈良を見ていくのはいかがでしょうか。