HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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陶泉 御所坊

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陶泉 御所坊の魅力

有馬最古 偉人と歩んだ御殿

日本三名泉にも数えられる有馬温泉で12世紀に創業した最古の宿。
日本の陰翳美が漂い、どこか神戸らしい外国情緒の中で過ごすひとときは、他の何にも代えがたい宝物になります。

01「御所坊」の由来
01「御所坊」の由来

創業当初は温泉の湯殿の脇に店を構え、「湯口屋」と呼ばれていました。藤原定家の旅日記「明月記」によると、創業まもない1208年(承元2年 )、有馬は貴人でにぎわっており、湯口屋には平頼盛の後室が泊まったと記されています。なお、1337年(建武3年)の九条家政所の注進状には、九条家が湯泉神社とともに湯口屋を運営していたと記録されています。

02「御所坊」の歴史
02「御所坊」の歴史

室町時代に足利義満が湯口屋を訪れました。この滞在を期に、湯口屋は「御所」と呼ばれるようになりました。室町幕府6代将軍足利義教や同8代将軍足利義政に仕えた相国寺第50世住持の瑞渓周鳳は、1452 年(享徳元年)に有馬を訪れ、日記の中で、この「御所」の由来について記しています。また、1483年(文明15年)8月、蓮如上人が御所へ滞在しています。そしてこの頃に、御所の名前に「坊」がつき、「御所坊」となりました。

03「御所坊」のはじまり
03「御所坊」のはじまり

1583年(天正11年)以降、豊臣秀吉は北政所ネネや千利休等を連れて何度も有馬に訪れています。1594年(文禄3年)に、秀吉は有馬に湯山御殿を建設し、その際に御所坊は秀吉から十三石を譲り受けて現在の滝川沿いの場所に移りました。「滝川のせせらぎと河鹿蛙の鳴き声が窓の外から聴こえる」、御所坊の風情はここから始まります。

04異国情緒漂う応接室
04異国情緒漂う応接室

明治の開国に伴って神戸にできた外国人居留地を期に、有馬にも多くの外国人が訪れ、和と洋の文化が融合されていきました。御所坊には、ステンドグラスや寄木細工で飾った床等を設えたダンスホールが当時の姿のまま残っています。そしてこのダンスホールは昭和の初めからは、長期滞在者が仕事の商談を行う応接室になり、現代のシティホテルのロビーの様に使われています。

05伝統的な建築物
05伝統的な建築物

建物は、可能な限り手を加えず当時のまま残しています。土間や木造の両階段、ガラスの窓枠に至るまで、細やかに手をかけています。昭和初期に設えられた部屋には、谷崎潤一郎、吉川英治、伊藤博文等、御所坊のファンであった文化人が残した詩や書が残るほか、金井四郎兵衛が代々受け継いだ品々を飾っています。一歩踏み入れると別世界、目にするもの全てが当時にタイムスリップできる贅沢な空間です。

06滞在した偉人
06滞在した偉人

関東大震災を期に関西に移住した谷崎潤一郎は、1936年(昭和11年)に発表した小説「猫と庄造と二人のをんな」の中に御所坊を登場させています。陰翳から滲み出る日本の美を愛した谷崎潤一郎、彼が好んで訪れた当時の御所坊の木造建築が、今も変わらず残っています。偉人が過ごした時を想うだけで深く満ち足りた気分に包まれます。

07滞在した偉人
07滞在した偉人

「水音は二階に高き河鹿かな」ー 1954年(昭和29年)7月、吉川英治は新平家物語の取材旅行で御所坊を訪れ、滝川のせせらぎと河鹿蛙の鳴き声が窓の外から聴こえる御所坊の2階の風情を句にしています。 「花吹雪 兵衛の坊も御所坊も 目におかずして空に渦巻く」 ー 与謝野晶子も句に残していて、部屋の一角に飾られています。偉人が酔いしれた情景を想い浮かべながら、同じ景色を楽しむのも一興です。

08源泉かけ流しの名湯
08源泉かけ流しの名湯

江戸期に元湯と唯一連結されていましたが、内湯はありませんでした。戦後に、御所坊裏で湧出した「御所泉源」から、上質な湯が宿内に引かれるようになり、2010年には、当代15代目金井四郎兵衛が考案した独自の配湯装置を導入し、御所泉源と妬泉源の質の良い温泉を、源泉掛け流しにしています。湯治湯として有名な有馬の源泉を存分に味わえる贅沢なひとときです。

09明石浦漁港の幸
09明石浦漁港の幸

明石浦漁港の出入りを許された神戸でただ一つの旅館です。特殊な地形が生み出すゆたかな潮流に恵まれた瀬戸内は、質の高い魚介類が取れる日本屈指の漁場。中でも、瀬戸内の最も良い鮮魚が集まるのが、明石浦漁港といわれ、そこには大阪黒門市場や京都錦市場等の魚屋も仕入れにきています。調理長が競り落とした、新鮮で質の良い鮮魚を味わい尽くします。

10滋味豊かな食材
10滋味豊かな食材

当代15代目金井四郎兵衛が行き着いたところは、本当に質の良い素材です。飾り立てた見た目の豪華さにとらわれない料理。但馬牛などのブランド素材はもちろん、生産者の顔の見える食材にもこだわっています。牛は種牛を育て、同時に優秀な母牛を育てている、上田夫妻の牛肉を使用したりと、生産から調理に至るまでこだわり尽した一皿に身も心も満たされます。