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知れば知るほど面白い!滋賀県甲賀で伝説の忍者の逸話や形跡に迫る

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    滋賀県甲賀にはドラマや時代劇やアニメなどで目にする「忍者」の歴史が詰まっています。軽い身のこなしで屋根裏や床下に潜んだり、手裏剣をシュシュッと投げたり、想像の中の世界から抜け出して、実際に体感してみませんか?
    今回は忍者の歴史から読み解く甲賀忍者の歴史旅を紹介します。

     

     

     

    甲賀忍者のかくれ里 鈎の陣で活躍した五十三家の名残とどめる甲賀市

     

     

     

    <写真01_alt:甲賀忍者五十三家の一覧>

     
    京都駅からおよそ70分で到着する甲賀駅。ここから忍者の歴史旅がはじまります。「」の名が広く知られたのは、1487年の「鈎(まがり)の陣」と言われています。
    当時、幕府の命令に背いた佐々木六角氏の討伐に、足利九代将軍義尚が六角氏を追って甲賀城を攻めました。
    六角氏は姿を隠し、甲賀山中でのゲリラ戦となりましたが、足利将軍の権威をかけたこの戦いは将軍義尚が鈎の陣屋で1489(延徳元)年に死ぬまでの約3年間続き、逆に甲賀忍者軍団の活躍ぶりを全国に知らしめる結果となったのだそうです。
    この鈎の陣をはじめ、戦乱の世で忍者が大活躍していたそうです。
    現在も、甲賀忍者五十三家の名が甲賀の地名として多く残ってます。また甲賀駅前や町のいたるところで忍者が出迎えてくれています。

     

     

    <写真02_alt:電話を持った謎の忍者>

     
    道端に電話を持っている忍者までいました。公衆電話かと思い電話に触れてみましたが、ディスプレイで電話も忍者と同じ像の一部でした。甲賀忍者の遊び心でしょうか。町を歩いているだけで、忍者の歴史が深く根付いていることが感じられますね。

     

     

     

    現代世界に残りし唯一本物の甲賀流忍術屋敷 建立は驚きの江戸時代!

     

     

     

    <写真03_alt:甲賀流忍術屋敷の外観>
    甲賀の歴史を知りたい方は「甲賀流 忍術屋敷」と「甲賀の里 忍術村」がおすすめです。
    今回は甲賀流忍術屋敷を旅してきました。
    忍者のお屋敷の中を見学できるなんて、わくわくせずにはいられません!
    甲賀駅から車で約10分で甲賀流 忍術屋敷に到着します。甲賀忍者五十三家の筆頭格である望月出雲守の住居として江戸時代 元禄年間に建てられたものであり、現代に残っている現存された唯一の忍術屋敷です。
    甲賀流忍術屋敷は3階建てで2階は天井高が1.1~1.5mほどしかなく、3階は屋根裏になっています。
    またはしごのような階段で上ったりと、忍術屋敷の中にいるだけで忍者の気分を味わえます。

     

     

    <写真04_alt:健保茶の説明>

     

     
    健保茶というお茶のサービスがありますが、この健保茶は、約600年前から忍者が飲んでいたと言われる不老長寿の薬湯です。
    薬湯といっても苦かったり飲みにくいというわけではなく、おいしくいただけますので是非ご賞味ください。

     

     

     

     

    甲賀忍者の知恵!どんでん返しに落とし穴 実は手裏剣は護身用だった

     

     

    <写真05_alt:甲賀流の発祥地 説明資料>

     
    甲賀流忍術屋敷には、現存する屋敷のからくりの他に、書物や手裏剣などの道具が展示されています。
    忍者のような格好をした屋敷のガイドの方がわかりやすく説明してくれるので、忍者がいた時代を想像しながら見学できます。
    忍者と言えば手裏剣を武器に戦うイメージですが、手裏剣は敵を攻撃する道具ではないのだそうです。身を守る道具として、一人1~2枚ほどしか持っていなかったのだそうです。

     

     

    <写真06_alt:深さ3mの落とし穴>
    屋敷の中には、敵を落とすための落とし穴があります。
    約3メートルの深さで自力では到底抜け出すことができないです。
    真っ暗な深い落とし穴の中で、誰にも助けてもらえず出ることもできない状況を思い浮かべると、忍者を敵に回したくないと切に思います。
    甲賀流忍術屋敷にはこの他にもくるっと半回転する「どんでん返しの壁」や、厚くて重い壁のような「引き戸」、一見開かないように見えて紙切れ1枚で開く鍵がついた窓「ころろ」など、思わず「へぇ~!」と唸ってしまうようなからくりがたくさんあります!
    わくわく体感できる歴史旅を味わえるので是非訪れてみてください。
    甲賀流忍者屋敷 所在地 : 滋賀県甲賀市甲南町竜法師2331

     

     

     

    甲賀土産ならスイーツ !グランプリ受賞忍法バウム

     

     

    <写真07_alt:売店のまきびしと手裏剣>
    甲賀流忍術屋敷で手に入る忍者グッズを紹介します。
    「まきびし」は小さいながらも鋭く尖っていましたが、鉄ではなく水草であるヒシの実を乾燥させて作られたものだそうです。
    敵から逃れるための道具に植物が使われていたなんて、昔の人の知恵はすごいですね!驚くこと、感心することばかりです。

     

     

    <写真08_alt:道の駅 あいの土山の外観>
    お土産を買うのであれば、「道の駅 あいの土山」もおすすめです。
    甲賀流忍術屋敷から車で30分ほどの場所にある道の駅で、お土産の品揃えがとても豊富です。
    スウィーツ甲子園のグランプリを受賞した「忍法バウム」もこちらで手に入ります。甲賀に来た際は、お見逃しなく!

     

     

    <写真09_alt:甲賀バウムクーヘンと忍法バウム>

     

     

     

    道の駅 あいの土山 所在地:滋賀県甲賀市土山町北土山2900

     

     

     

    滋賀県甲賀にはここでは書ききれないほど深く、知れば知るほど興味深く、面白い忍者の歴史がたくさん詰まっています。約300年もの時を経た忍術屋敷には、当時の忍者の知恵がカタチで残っています。歴史の授業では学ぶことのなかった忍者の歴史をこの甲賀で体感してみませんか?