HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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出陣の命を受けた会津の白虎隊 青年たちの壮絶な人生を巡る旅へ出よう

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    旧政府軍と新政府軍の戦いである戊辰戦争(ぼしんせんそう)。

     

     

     

    その終盤、激戦が交わされたのが福島の会津。

     

     

     


    様々なエピソードが語り継がれていますが、その中で何度も映像化され、最も有名なのが白虎隊(びゃっこたい)です。

     

     

     

     

    今回は、会津若松に来たら必ず訪れたい、白虎隊にゆかりのある厳選した4つのスポットを巡ってみましょう。

     

     

     

     

    重要指定文化財の旧滝沢本陣 現代に残る空間で当時に思いを馳せよう

     

     

     

     

     

    会津若松駅から「あかべぇ」に乗ること約5分。

     

     

     


    <00_aizuwakamatsu:会津若松駅>
    飯森山下で下車し、バス通りから横に入ると、左手に古民家が見えてきます。

     

     

     


    <02_aizuwakamatsu:旧滝沢本陣の石碑と建物>
    ここが国指定史跡、国重要指定文化財に指定されている「旧滝沢本陣(きゅうたきざわほんじん)」です。

     

     

     

    会津戦争の際、松平容保はここを本営とし、白虎隊はここで戸ノ口原戦場出陣の命を受けました。

     

     

     


    「本陣」という言葉からは、戦を連想するかもしれません。

     

     

     

    しかし、ここ旧滝沢本陣は元々、参勤交代や領内視察を行う殿様の休息所でした。

     

     

     


    <03_aizuwakamatsu:実際に使われていた道具>
    時代の移り変わりとともに、用途は変化していったのです。

     

     

     

    その建物内は、当時のまま残されており、靴を脱いで上がります。

     

     

     


    <04_aizuwakamatsu:敷地内の日本庭園>
    また、当時使われていた物が多く残されていたり、心落ち着く日本庭園も残されたりしています。

     

     

     


    この場所を残していこうとする方々の強い思いの表れに違いありません。

     

     

     

    <05_aizuwakamatsu:旧滝沢本陣の銃弾跡>
    <06_aizuwakamatsu:旧滝沢本陣の刀傷跡>
    一方で、柱などには、所々刀傷と銃弾跡が。生々しいですが、この建物が紡ぐ物語の一つであることも事実です。

     

     

     

     

    <07_aizuwakamatsu:弾跡越しの庭>
    現在では穏やかな時間が流れる、ここ旧滝沢本陣。

     

     

     


    戊辰戦争中、ここに訪れた会津藩士たちには、この庭はどう映ったのだろう、と思わず考えてしまいます。

     

     

     


    当時のまま残されているからこそ感じることのできる独特の雰囲気を、ぜひ感じてみてください。

     

     

    所在地 :〒965-0003 福島県会津若松市一箕町滝沢122

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    白虎隊士仮埋葬地の妙國寺 圧倒的な存在感を肌で感じてみませんか

     

     

     

     

     

    <08_aizuwakamatsu:妙國寺への看板>
    会津若松駅からの「あかべぇ」もしくは「ハイカラさん」に約3分乗車し、会津短大南口で下車。

     

     

     

    住宅街を約10分進むと、この看板が目に入ります。

     

     

     

    この看板の通りに進むと、妙國寺(みょうこくじ)は姿を現します。

     

     

     


    09_aizuwakamatsu1

    09_aizuwakamatsu2
    妙國寺は、元々日蓮宗のお寺ですが、白虎隊の仮埋葬地、戊辰戦争後の松平容保親子の謹慎場所として、現在は知られています。

     

     

     


    白虎隊士の自刃後、その遺体の埋葬は許されず、放置されたままとなっていました。

     

     

     

    吉田伊惣治という村人が、それを哀れに思い、こっそりとここで仮埋葬をしたと言われています。

     

     

     

     

    <10_aizuwakamatsu:白虎隊仮埋葬地>

    入口から右に曲がると見えてくる白虎隊士埋葬墓地の石碑。

     

     

     

    その奥に、彼らの墓碑があります。

     

     

     


    緑に囲まれながら見える墓碑の存在感は圧倒的である一方で、すぐ向かいにはアパートがあり、なんだかとても異質な空間です。

     

     

     


    思わず手を合わさずにはいられません。

     

     

     

     

    バス停からは少し歩きますが、白虎隊士に思いを馳せるには、欠かせない場所となっています。

     

     

     

    所在地:〒965-0003 福島県会津若松市一箕町八幡墓料78

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    白虎隊士の魂が眠る白虎隊十九士の墓 彼らの最期の想いに触れよう

     

     

     

     

     

    会津若松駅からは「あかべぇ」「ハイカラさん」に乗り約5分。飯森山下(いいもりやました)で下車します。

     

     

     


    <11_aizuwakamatsu:飯盛山への近道入り口>
    大通り沿いを少し歩くと、お土産屋さんが並ぶ飯盛山入り口へと到着しますが、今回はもう少し先の近道から、白虎隊十九士(びゃっこたいじゅうきゅうし)の墓へと向かいます。

     

     

     


    <12_aizuwakamatsu:戸ノ口堰>
    緩やかな坂を上っていき、緑生い茂る中左手に見えるのが戸ノ口堰(とのくちせき)です。

     

     

     


    これは元々、猪苗代湖から会津へと水を引くために掘られたものですが、会津戦争の際には、白虎隊士が鶴ヶ城へ向かうための近道となりました。

     

     

     

    <13_aizuwakamatsu:飯盛山上へと続く階段>
    右手に進み、さらに階段を上っていくとひとまず到着です。

     

     


    13_aizuwakamatsu
    ここからは、神聖な場所であるため飲食が禁止されています。

     

     

     

    このように、立て看板も建てられています、ご注意ください。

     

     


    <14_aizuwakamatsu:白虎隊十九士の墓入口>
    そして、左手にあるのが白虎隊十九士の墓。大きな木々の下で、彼らの魂は佇んでいます。

     

     

     

    決して派手ではありませんが、目前で一度、思わず足を止めてしまいました。

     

     

     


    手を合わせて、中に入ります。

     

     


    <15_aizuwakamatsu:白虎隊十九士の墓>
    19の墓石は整然と並び、鶴ヶ城の方へと向いています。

     

     

     

    <15(2)_aizuwakamatsu:白虎隊自刃の地への看板>
    続いて向かうのは自刃の地。

     

     


    <15(3)_aizuwakamatsu:白虎隊自刃の地への階段>
    最後に急な階段があります、お気を付けください。

     

     

     

    <16_aizuwakamatsu:白虎隊自刃の地>
    彼が向く方角に鶴ヶ城があると言いますが、肉眼ではほぼ見えません。

     

     

     

    彼らの最期の想いを、叫びを想像すると、言葉が出てきません。

     

     


    <17_aizuwakamatsu:白虎隊士像後の景色>

    ふもとと違い、凛とした空気が張り詰める飯盛山。

     

     

    ここではぜひ5感全てを使って、白虎隊を感じていただきたいです。

     

     

     

    所在地 : 福島県会津若松市一箕町八幡弁天下

     

     

     

     

     

     

     

     

    白虎隊士のかつての遊び場? 重要指定文化財のさざえ堂に行こう 

     

     

     

     

     

    <18_aizuwakamatsu:さざえ堂正面>
    戸ノ口堰から白虎隊十九士の墓へ向かう途中にある「さざえ堂」。

     

     

     

    正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」。

     

     

     

    国の指定重要文化財であり、1796年に建立されました。

     

     

     


    当時の飯盛山にあった正宗寺(しょうそうじ)の住職、郁堂(いくどう)が考案した建物です。

     

     

     

    <18(2)_aizuwakamatsu:さざえ堂横から>
    正面からはもちろんですが、横から見てもわかるこの迫力です。

     

     


    <19_aizuwakamatsu:さざえ堂中のスロープ>
    独特な2重螺旋のスロープを上り、下りますが、それらは全く別の通路です。

     

     

     

    これは、世界にも珍しい建築様式であり、建築史上特異な存在として認められています。

     

     

     

    <19(2)_aizuwakamatsu:さざえ堂一番上>
    中は薄暗く、最上階に到着しても最上階とは思えない不思議な空間です。

     

     


    <19(3)_aizuwakamatsu:さざえ堂天井>
    天井も、普段はなかなか見ないようなものになっており、歴史の重みを感じます。

     

     


    <19(4)_aizuwakamatsu:さざえ堂下りのスロープ>
    下りのスロープも、通る際は気を付けましょう。

     

     


    <19(5)_aizuwakamatsu:さざえ堂の中の絵①>
    <19(6)_aizuwakamatsu:さざえ堂の中の絵②>
    そして、スロープ途中の絵は興味深いものばかりです。

     

     


    <19(7)_aizuwakamatsu:さざえ堂の神坐>
    最後には小さな神坐もあり、中にはきれいな千羽鶴。

     

     

    今でも欠かさずお供えされていることが分かります。

     

     


    <20_aizuwakamatsu:さざえ堂外観>
    また、白虎隊が敗走する際、ここ飯盛山を目指したのはある理由があると言われています。

     

     


    白虎隊士となる前の少年たちは、ここでよく遊んでいたり、さざえ堂の前を通り道として使っていました。

     

     

    敗走する際に、その記憶がふとよみがえった、というわけです。

     

     


    かつての楽しい思い出の場所が一変し、最期の地となってしまったのです。

     

     

     

    外観から内観まで、とにかく不思議な空間のさざえ堂。少年たちが夢中になって遊んだのも納得です。

     

     


    ぜひ忘れずに、お立ち寄
    りください。

     

     

     

    所在地 : 〒965-0003 福島県会津若松市一箕町八幡弁天下1404

     

     

     

     

     

     

     

    いかがでしたか。

     

     


    それぞれの場所には、白虎隊の想いだけではなく、これからもそれを伝えていこうという、地元の人々の想いも多く込められています。

     

     


    時間をかけてじっくりと、多くの想いを感じてみてください。

     

     

     

    また、今回旅したスポットには「あかべぇ」「ハイカラさん」という周遊バスを使います。

     

     

    1日乗車券のご購入をおすすめします。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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